先日のUFC168、「絶対王者」シウバの敗れ方は壮絶だった。
自分のキックで足を折ったので「自爆」と見る向きもあるかもしれないけれど、
そこまでの試合展開自体、すでにシウバの試合ではなかったと思う。
すでに完璧なファイターの中で、何かが狂っていたような気がする。
また、もうひとりの絶対王者ともいえるGSPも、しばしの休養を表明。
超人たちの季節は、終盤に入ったのだろうか。
もちろん、年齢や闘いを重ねたことからの疲労もあるだろうが、
彼ら個人の問題とは別に、
総合格闘技という競技自体がそのゴールに近づいているような気がする。
決して「古い」とか「終わった」とか言うのではなく、
闘いの新しい形を見つけたくて始まった川の流れが、
そろそろ湖に辿り着いた、みたいな。
それはそれで魅力的で、また激しいものになるだろう。
ただその風景は、少し違ってくるのかもしれない。
なんかスゲー感覚的ですが、そんなことをふと。
でも、まだジョン・ジョーンズがいるよな。