TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

亀田兄弟って、どーよ?

2006年03月15日 | 格闘のお時間
先日兄の興毅に続いてプロデビューを果たした次男の大毅。階級がひとつ上(スーパフライ)で、パワーもあって勝気。兄以上に注目される存在になってきたようだ。しゃべりも兄ちゃんの方が場慣れしている分まだスムーズではあるが、なかなか大口を叩く。どうやらこのビッグマウスぶりも人気の一因らしい。

しかしなんとなく好かんのだよなぁ、この感じ。確かに(相手の選び方はともかく)実力はある。練習も相当やっている。それにボクサーが好青年である必要は全然なくて、身体張って勝負してるんだから自分の思ったことを言えばいい、と俺も思う。でも何かがひっかかるのは、彼らの中に「口の悪さも人気のうち」という計算があるからではないだろうか。意識的にせよ、無意識的にせよ。

大口叩くんだったら、人にどう思われても構わないという覚悟がいる。かつての辰吉にはそういう部分を感じることがあった。でも彼らの口の悪さは、キャラづくりのための程度の低いパフォーマンスに思えてならない。結局は媚売ってんじゃん、みたいな。裏を返せば、悪ガキ兄弟を必死に演じる素直な兄ちゃんたち、と思えなくもないけれど。

まあこれからの世界ランカーとの対決が楽しみではある。それを通じてどう見え方が変わっていくのか。むかし魔裟斗のビッグマウスぶりがあまり好きではなかったけれど、だんだんと実績を積み重ねるにつれて納得しちゃったしな。もしかしたらこの先「ええぞ亀田、もっと言うたれー!」とか応援してたりして…それはそれで良しとして、ともかく日本のボクシングを盛りあげて欲しい。そしてWOWOWの放送でジョー小泉にダジャレ(脱力感では日本一だと思う)言わせてみんかい!

ちなみに亀田兄弟の人気って、ゴルフの宮里藍と通じるところがあるような気がする。そのココロは「親子の絆」。なんか皆、近ごろ希薄になってきたものを彼らに求めていたりするんじゃないかなぁ。
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