TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

損得ずくかい

2006年03月13日 | 雑感日記
先日のアカデミー賞発表後、『アカデミー賞作品「クラッシュ」は期待通りか? 』と題する記事を見かけた。


5日に行われた「アカデミー賞」は意外な結末になった。最高の栄誉の作品賞に輝いたのはロサンゼルスで生きる人々の群像劇を描いた「クラッシュ」。大本命といわれた「ブロークバック・マウンテン」は監督賞になった。

これで一気に注目作になった「クラッシュ」だが、一体どんな作品で、見て面白いのか。舞台は人種差別が日常的なロスの街。人々がハイウエーで交通事故に巻き込まれたり、さまざまなトラブルが起きる。地方検事、自動車強盗、TVディレクター、病院の受付嬢、鍵屋、雑貨屋の主人らが登場。彼らの怒り、喜び、悲しみが描かれる。(中略)

「この映画の最大のポイントはハイウエーでの事故。貧しい白人警官と裕福な黒人の夫人が登場して、警官が夫人にセクハラをするのですが、この夫人が事故に巻き込まれた際に同じ警官が必死に救助する。監督は人種差別がひどくて、危機的状況のロスに救いを見いだしたかったのです。この点が評価されての受賞だと思う。警官を演じたマット・ディロンは矛盾を抱えた人間をうまく演じている」(映画ジャーナリストの大高宏雄氏)見て損のない映画といえそうだ。(ゲンダイネット - 03月12日 11:21)


人種差別への着眼点が評価されたのなら、同性愛者への意識も評価されていいのではないのか。こんな基準で見る「損得」を決めるのなら、映画なんか見ずに経済新聞と夕刊紙でも読んでりゃいいのだ。
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