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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

ダ・ヴィンチ・コード

2006年12月14日 | Weblog
市民会館で映画を見てきた。
「ダ・ヴィンチ・コード」
午前と午後の2回上映する。
映画を見る会というのがあって、名作を中心に月に一度上映会がある。
会員の料金900円。

訳の分からん映画だった。
ストーリイが分からないのではない。
あまりにも現実離れしていて迫ってくるものがない。
荒唐無稽、西洋の歴史・美術史に造詣がないと理解し難いというはるか前の前評判を思い出す。
暗号やら記号やらヨーロッパの人達はそんなことが好きなのかもしれない。
絵画にもいろんな隠された意味を見つけ出そうとする。
殆どはキリスト教に起因する意味だ。

マグダラのマリア、十字軍、テンプル騎士団、聖杯、ルーブル美術館、ダ・ヴィンチの絵画、盛りだくさんに出るわ出るわ。
長い歴史を生き抜いてきた秘密結社。
オカルト映画の美術史版のような。
スパイ映画のような。

パリの刑事役で出てたあの男優は良かった。
昔の映画で孤独な年老いたスナイパーの役を演じて好演していた。
これぞ男、という感じの俳優だ。

映画が始まる10分ほど前に、古典講座で講師をつとめている人が車椅子で観に来ていた。
奥さんが車椅子を押している。
奥さんもかつて国文学の教師をしていて、ご主人が半身不随になって職を辞したと聞いている。
講座にも2人一緒だし、今日も2人で来ている。
ご主人を座席に座らせてから車椅子を最前列のステージの横においてきた。
そういえばこの近辺に住んでいるといっていた。

映画が終わったら挨拶しようかと思っていたが、終わったときには居なかった。
好みに合わない映画だったのか、途中で気分でも悪くなったのか分からない。
少し寒かったからかもしれない。
先日風邪をこじらせて2週間も入院したといってたから。

そういえば、カラオケの店のママさん、この本が出たとき上下巻を買って上巻だけは読んだと言ってた。
数ヶ月前の話だ。
下巻を読む気力が失せたらしい。
「えっ、もったいない」といったら
「貸してあげるよ、持ってこようか」と言われた記憶がある。
私もここ数年長編小説は読んでない。


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