思いつくまま感じるまま。

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何でもありの記録
HN天道(てんとう)

急須を磨く

2009年08月19日 | Weblog
彼は医学生であるが、今年に入ってから大学の講義に出ていない。
本を読めば分かるようなことを得々と講義する授業に魅力を感じない。
貧乏学生でもある。
彼はひょんなことから大枚の金子はたいて衝動買いした急須を磨く行為に取り付かれている。

何かをしていないと落ち着かない心理状態を癒すためにひたすら急須を磨く。
疲れると小説なんぞを読んでやすみ、またひたすら急須を磨く。

不安から一時逃れするための代償行為だろう。

そんな内容の小説を、女房が朗読練習している。
明日、プロの指導を受けるための練習だそうだ。
うるさいがいつものことなので慣れてしまった。
何かの短編小説の一部分を朗読しているのだろう。

確かに人生の一時期なんらかの代償行為に逃げる必要にとらわれることがあるような気がする。


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4 コメント

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確かに人生の一時期 (comet)
2009-08-20 00:01:34
なのですか?
天道さんは、きっと、充実した人生を歩んでおられるのでしょう。
私は、ずっとこの方そんな一時期がほぼ永遠に続いてる気がします。
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cometさんへ (本人)
2009-08-20 09:47:09
理想と現実の狭間でもがくのが「ひと」でしょうか。
「もっと充実した生き方が出来るはず」と誰しも考えます。
そして思い切った一歩を踏み出せないのも事実です。
あれこれ言い訳を考えては老いてゆきます。

分かったようなことを・・・、俺は哲学者か?
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急須は (パトラ)
2009-08-20 17:36:32
わかりやすいですが、実は、自分でも理解していない代償行為は多いのかもしれないですね。
大好きだと没頭していた事を、パタッと止めてしまうような場合はそういう事なのでしょうか。
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パトラさんへ (本人)
2009-08-20 21:57:56
私には何とも言えませんが、代償行為そのものですら芸術の域に達することもありだと思います。
没頭するということは何であれ素晴らしいことだと思います。
没頭し続ければその道の達人にもなってしまう訳です。
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