地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

10月に中国出張することになりました

2006年09月03日 18時14分24秒 | 今日の東洋硬化


先週、上海のお客様とメール打合せを繰り返して、10月半ばに、お客様の部品再生
ご担当とともに、10日間の出張営業活動をすることが決まりました。

福岡⇔上海間の移動日までカウントすると延べ12日になります。

数年間、中国各地で当社技術紹介やPR営業活動を行なってきましたが、まだ訪問し
ていない地域への訪問と、昨年10月に訪問し、実際に受注にまでこぎつけ、その後
も見積りを再三くださるお客様への再訪、を行ないます。

訪問する地域は、
「内蒙古自治区」の省都「呼和浩特(フフホト)」、「寧夏回族自治区」の省都「銀
川(インチョワン)」、「陝西省」の省都「西安(シーアン)」、「青海省」の省都
「西寧(シーニン)」と省西部の都市「格爾木(ゴルムド)」。

「内蒙古自治区」の省都「呼和浩特(フフホト)」、「寧夏回族自治区」の省都「銀
川(インチョワン)」については、初めての訪問でして、新規営業活動、それ以外は、
昨年訪問したお客様への再訪となります。

中でも、「格爾木(ゴルムド)」のお客様については、ツァイダム盆地中央部にある
塩湖跡地での、強烈な濃度の塩水からミネラル分を抽出する際に使用するピストンロッ
ドの再生と、新品時を大幅に超えた耐食性を持たせたクロムめっきについてのニーズ
がありますので、細かく打合せを行なうことになります。


(ツァイダム盆地のクロムめっき施工ピストンロッド使用現場。塩沙漠のど真ん中。
ミネラル原料採掘をしている所です。ナトリウム・カリウム・カルシウムを多く含ん
だ塩水を採取しており、こんな色の水が、ちょっと地面(塩面?)を掘ると湧き出し
てきます)


(いわゆる「土」は無く、塩水が干上がった粗い塩粒ばかりの土地です。風が吹くと
口や鼻から塩砂が入り込んできます)


(ここに排水路を作り、なおかつ、各種ミネラル採取をする為の建機が動いています。
遠くに見えるカレン山脈の麓(100㌔以上離れています)まで、ずーっと塩の沙漠)


(この建機自体はまだ稼動し始めて間がないのですが、ボディーには乾いた塩分が
カチカチにくっついています。写真では判りづらいのですけれど、爪でこそいでも剥
がれ落ちません。ピストンロッドにも当然塩分が堅く付着するというか、高濃度の塩
水の中で腐食試験している様なものです。現地サービスマンの方が、痛み始めた
クロムめっきをチェックしています。「錆びないクロムめっきを付着させてくれ」との
ご依頼ですが、それはいくらなんでも無理です! できるだけ錆びにくくなる様、
企業秘密の表面処理を行ないます)

他にも、ゴビ砂漠の砂嵐でサンドブラストされたロッドの補修ですとか、黄河の泥濘
で磨耗したロッドの表面処理方法ですとか、色々な案件をもらってくることになりそ
うです。


10月の第一週目は、「国慶節」という祝祭日の週でして、お客様方は全てお休み。
第二週目から上海に入り、奥地へ移動します。



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    または、TEL:0942-34-1387 へお願い致します。
● シリンダーロッド・シャフト・ピストン・フロントフォークインナーチューブ
    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生が得意です。
● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
    窒化チタン他、各種高硬質被膜をアークイオンプレーティング
    生成します。
● ローター・ファン・クランクシャフト等のバランシング(回転体釣合せ)
● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 フレーム溶射による、短納期での寸法・形状・機能の復元加工はじめました。
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