国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

池袋・高田馬場ジャズ巡り 最終章「巨大な蜂の巣のある店」

2010年02月08日 | 他店訪問
「MILESTONE」はついこの間ブログでも紹介した
マイルス・ディビスのアルバム名でもある。
「マイルストーン」で「一里塚」なのか、それとも「マイルスの音」なのか、
どちらでもオーケーのような非常に凝ったタイトルである。

さて、高田馬場のジャズ喫茶「MILESTONE」は、
そのマイルスのアルバムにあやかって名が付けられた。
扉を入ってすぐに目につくのは通称「蜂の巣」と呼ばれる
JBLのオリンパスという巨大なスピーカーだ。
どこが「蜂の巣」かは、僕には正確に分からないのだが、
上部に付いたコーンがそれっぽく見えるためだろうか?

右側に目をやると大きな本棚に大量の本が並んでいて、店内は落ち着いた雰囲気がある。
「東京ジャズ地図」の写真よりも広さを感じるのは、
カウンター側が写っていないためだろう。
本棚に並ぶ本は全て売り物でジャズ関連の本から江戸文化など本まで様々なものが並ぶ。

初めてのためカウンター席には座らなかったが、
マスターがすぐに注文を聞きに来てくれコーヒーのブラジルを注文する。
ジャズ喫茶というと「おしゃべり禁止」は有名だが(最近では緩和傾向にある)、
「読書禁止」というのもある。
「ながら」聴きではジャズを楽しむことができないという考えだが
こちらも最近ではオーケーになってきた。
「MILESTONE」は、何せ巨大な本棚があるのだ。
読書しながらジャズを聴くというのはちょっと優雅な昼時を過ごせるではないか!

と、ジャズ批評の43号が目に入った。
かなり前のものだがチャーリー・パーカー特集のやつだ。
躊躇なく手に取ってみる。
いつの間にかパーカーのトリビュー作品が流れている。
マスターが気を利かせてくれたのか?
正味1時間ほどだったがのんびりとした時間を過ごすことができた。
出る前にしっかりとパーカー特集を持っていく。
本当は「MILESTONE」にあるのがしっくりくるのだろう。
だが、やっぱりパーカーの呪縛からは逃れられないようだ。
レジで限定発売されている「MILESTONE」の絵はがきも購入する。
よほど気合いの入った客にマスターもちょっと驚いたようだ。
丁寧に袋に入れてくれた。

「やっぱりジャズ喫茶はいいよなぁ」
外に出るとホクホク気分で駅の方へと向かった。

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