国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

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『いーぐる』連続講演の年終わり

2011年12月17日 | 他店訪問
今日はひさしぶりに『いーぐる』に行ってきた。
今年最後の連続講演があるためだ。
『いーぐる』の年終わりの講演は、その年のベストアルバムをかける企画になっている。
連続講演の講演者たちがそれぞれに選んだアルバムを持ち寄り
今年のジャズの傾向などを知ることができるわけだ。

僕は今までこの講演には参加したことがない。
なかなか新しいジャズまで手が届かないし、
この時期は仕事も忙しいからどちらかというと行かない講演なのだ。
だが、今年は違う。
今年は『いーぐる』ではヒップホップやワールド・ミュージックへと
楽曲の幅を伸ばした講演が多く行われた。
そうなるとアルバムも意外にジャズの他からも出るのかも…と考えたからだ。

結果から言えば基本的はジャズ路線だった。
だが、今までほとんど新譜に目を向けていなかったため
現在のジャズの勢いのあるアルバムを知るには良い機会だった。
やっぱりヴィジェイ・アイヤーは追わなくてはダメだなと思った。
どうやらインド系のジャズ・ミュージシャンたちが今は台頭してきているようだ。
演奏もどこかエスニックでありながら、即興もあり、個々の演奏技術も高い。

あと気になったのはマイルスの『スケッチ・オブ・スペイン』の新解釈をしたアルバムと
ハル・シンガーのアルバムである。
ポール・モチアン系も多かった。
それぞれの選曲者たちが個性豊かにアルバムを紹介するのはなかなか面白かった。
一方でどうしても長くなってしまうから、聴きながらも疲れが出てくる。

ローランド・カークやチャーリー・パーカーの未発表の演奏も紹介されたりして、
ジャズもまだまだ新たに見つかるものが多いと思った。
まぁ、最近いろいろと浮気をしているが、
やっぱりジャズを浴びるのは気持ちがいい。
どうやらこれからまた「密林」に迷い込まなくては…

※今日の写真はヴィジェイ・アイヤーの『リイメージニング』
 これは2004年の録音である。

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