国道122号沿いの音楽喫茶 『ドルフィン』

さぁ、音楽を聴け!
コーヒーは自分で沸かして用意して…
そんな仮想の音楽喫茶

本当は教えたくないのですが…

2011年02月03日 | 他店訪問
ここ最近「ジャズアルバムを買おう」という意欲が薄れてきているように思う。
これは「もうすでにある程度まで登りつめてしまった」という
一種の「燃え尽き症候群」ではないだろうか?
何せ有名盤といわれているものはある程度買ってしまったし、
そんなに買っても聴けないし、
何か欲しければインターネットで探してみれば大体のものは手に入るし…
そうなると「無理して買わなくってもいいか…」という思いにもなってくる。
そんな傲慢な気持ちが芽生え始めていました。つい最近まで…

新宿に「ハルズ」というレコード専門店がある。
ディスクユニオンを大手とすると「ハルズ」は本当に専門店である。
CDはほとんど無く、多くはレコードである。
しかもオリジナル盤が中心で、ジャケットもピカピカの物ばかりだ。

僕はどうしても手に入らない物はここで狙いを定めて待っている。
海外への買い付けにも行っていて、本当にいろいろなレコードが集まってくる。
初めて入るときはちょっと躊躇をした。
壁一面に知らないレコードが並んでいると
自分がいかにジャズという分野の一部にしか触れていなかったのか分かる。

人によってジャズの定義は様々であるが、人がジャズに求めるものは決まっている。
それは「快楽」だ。
リズムに身体の鼓動を合わせれば、
それだけで「明日も何かできそうだ!」という気合いがわいてくる。

「ハルズ」に通うだけで、僕はいかに自分が思い上がっていたのか分かる。
店主の池田さんは生粋のジャズ好きである。
しかも昔気質の職人さんのようにジャズを心底愛している。
ここではいろいろなアルバムの情報が手に入る。
インターネットのように真偽交錯する情報も
ここでは経験に裏付けられた正しく、しかも上質な情報が手に入る。

改めて思うのだ。ジャズの世界は広大なんだなぁ。

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