bikepit saito

自転車屋の日々

エア抜き

2006-12-01 23:13:43 | 自転車
レインを組み立てるにあたって、ブレーキは手持ちの旧XTを使用することにしました。
現行のXTと違ってキャリパーは4ャbト!動くピストンが4ヶ!前後で8ヶ!?イーーネ!!!
今はみんな2ャbト化の傾向にありますが、やっぱカッコイイですよ、4ャbト!

4ャbトのうちの進入側の2ャbトはピストン径を小径化することによって、コントロール性と鳴きを抑える効果があるようです。ローターの、より外側をたくさんのピストンで掴むので、効きもいいのかな。

…ただね、オーバーホールが面唐セ。精密なちっこいピストンを4ヶもばらすんですからね。茶碗にこびり付いたご飯粒を箸でつまむ位面唐セ…。
シマノでも、キャリパーとマスターシリンダーはばらしてほしくないみたいで、Oリング等のスモールパーツはバラ売りしていません。

しかし今回はどうもマスターシリンダー側のピストンが調子悪い。
どんな構造になっているのかパーツリストもイラストも無いのですが、思い切ってバラしてみましょう。

あまりにパーツが小さいので工具から手作りする羽目になっちゃいましたが、構造はいたってシンプル。内蔵されたスプリングの切り口をグラインダーで整え直したりして再組み立てすることによって、プレーキレバーの動きは見違える程良くなりました。ヨシヨシ

この辺の構造はCBで何度もいぢって勉強していたので簡単でしたが、CBなんて動くピストンは前後で1ヶ…1ヶのみ。160Kmも出る乗り物なのに…。

↓吸湿性のないオイル。   ↓吊るして作業してます。