昨日の『チコちゃんに叱られる』に出てきたクイズ。第2問は・・・
『超ド級の「ド」ってなんなの?』
ふつうは一般人と同じように首をひねる私だが、今回はすぐわかった。即座に女房に解説。
「これはイギリスが作った『ドレッドノート』という戦艦の名前。それまでの戦艦を凌駕する火力を持つ艦で、その後各国がこぞって真似して作ったのを『ド級』と言ったから」
まさにピンポンピンポン。女房
「父さん、正解」
「普通の人は知らんやろうけど、兵器ヲタクやからねえ・・・」
ということで、引き続き『超ド級』の解説。
その後さらなる大型戦艦ができたため、それを超弩級戦艦と称し、超ド級と言われるようになった。
ちなみに日本初の超弩級戦艦は下の写真の「金剛」。
金剛はイギリスで造られた。同型艦は比叡、榛名、霧島の合計4艦。
太平洋戦争時、艦名が山なのは巡洋艦(鳥海、妙高など)で、戦艦は旧国名(大和、長門など)だった。排水量が26,330 t(竣工時)で巡洋艦としては大きく、戦艦としては小さかったため巡洋戦艦という位置付けだった。当初は魚雷発射管も8門搭載(その後撤去)するなど巡洋艦的要素が多かった。
最高速30kt(改装後)の高速艦であるため太平洋戦争でもガダルカナル沖のソロモン海海戦など幾多の海戦に参加。昭和19年11月米潜水艦の雷撃により沈没。
金剛型は大正初期にできた古い戦で、同型艦ともども殆どの海戦に参加、日本海軍の戦艦で最も活動する機会が多い結果となった。