『スラムドッグ$ミリオネア』とアカデミー賞高評価タイトル

　掲題の、『スラムドッグ$ミリオネア』やっとTUTAYAからレンタルＤＶＤ
　が届き鑑賞しました。
　確かに良く出来た作品で、今年の第81回アカデミー賞で作品賞を含む
　8部門を受賞した作品ですが、私自身としてはそれほどのものかどうか疑問を
　感じざるを得ませんでした。
　それで、
　　①過去のアカデミー賞で高評価を得た作品にどんなものがあるか、
　　②それらはその後の評価はどうなっているか、
　について調べて見たのが本報告です。

　評価法は、私の独断で得点を計算したもので、
　作品賞　3点、　
　その他主要6部門賞(監督賞、主演男・女演賞、助演男・女演賞)　2点、　
　その他賞　1点
　としました。

　また、その後の評価として、前にお話した「ＡＦＩベスト100」のランキングを取る事としました。
　纏めた結果を下表に示します。

　　

　表を見ていただければ、一目瞭然ですが、
　アカデミー賞で高得点を得た作品が、後世好評価を得る保障はあまり無い事が分かります。
　この評価法で、最高得点を得た「ベン・ハー」がＡＦＩベスト100でぎりぎり100位にある事や、
　殆ど評価されなかった「雨に唄えば」が、評価の極めて高かった「ウエストサイド物語」より
　ＡＦＩでは段違いに高いランク付けをされている事(私個人は疑問が残るが)がその象徴です。