今年のトーナメントは10月25日(日)のNBC関東Cブロックチャンピオンシップで終了、ちなみにCブロックはノーフィッシュでした。
言いわけですが、正直前週のバスプロ選手権で燃え尽きた感がありました…。またその話は後日。
ということで、今更ですが10月3日(土)のJBⅡプロアマ河口湖第3戦(最終戦)のお話。
JBⅡ河口湖第3戦をむかえるにあたり、大塚は非常にプレッシャーを感じておりました。
それは第1戦・第2戦で全然釣れていないこと、そしてその翌日のJB河口湖A第2戦・第3戦ではちゃっかり釣っていて13位・17位とバスプロ選手権出場権の出場権利の上位20%に入っていることから
「JBⅡでも釣れよ~」「もしかして水野さんの選手権を阻むためにわざと釣ってないんじゃないの~」と冗談だとは思いますがちょくちょく言われていたからです。
決してわざと釣ってないわけではなく、本当に真剣にやってるのに自分には釣れなかったわけで、翌日の河口湖Aで釣っているのは前日のJBⅡの反省点を踏まえて釣りすることが、たまたまうまくはまっているということなので、その「わざと釣ってない」疑惑?を払拭するためにちょっとプレッシャーを感じておりました。
「絶対釣ってやる!釣って水野さんの選手権の権利獲る!そして心置きなく翌日の河口湖Aで釣って年間シングル獲ってやる!」という気合とプレッシャーが入り混じった心境でした。
前日プラは水野さんと同船して「釣れなくはないけど紙一重だよね~」と見えているような見えていないような状況で、試合当日。
朝一入ったエリアはKBH沖、前日はあまり触らなかったエリアでしたが釣れるだろうという見込みのあった場所でした。
スタートして1時間半は釣れなかったものの9時半ごろ少し浅い方に入ったところで水野さんに2連発!
2匹で約700gほど。
「大塚くんも釣ってよ~!」とプレッシャーをかけられました…
が、意外とすぐ僕にもヒット!しかもまあまあ良いサイズ!
1kgあるかないかをキャッチし、思わず「よっしゃー!」と叫びました。
「とりあえず今日は1つ仕事しましたよ!」と訴えるも、水野さんからは「あと2つ仕事してくれ」とのこと。
がその後は釣れず…移動することに。
ちなみに移動するときに水野さんが僕にこう言いました。
水野さん「まあでも大塚くん今日はよく釣ってくれたよ~。」
「さっきもっと仕事しろって言わなかったっけ?まあ多少認めてもらえたのかな~」とその時僕は思いました。
そして移動してから水野さんがさらにこう言ってきました。
水野さん「大塚くん、ギルだと思っても合わせたほうがいいよ!」
「あれっ、いつもは合わせるなって言ってなかったかな?まあでも沢村さん(トップ50)も遠賀川で優勝した時は『ギルだと思っていたらバスだった』って言ってたからそういうことなのかな~」と思いました。
移動した先は北浜荘前、なぜかプラクティスの時から生命感があったところでした。
ついてしばらくすると、僕らの向かい側のシャロー側にジグをひたすら撃つ佐々くんが。
それを見て水野さん、リールのドラグをゆるめて、リグをわざとウィードに引っ掛け、「ジーッ!」とドラグを鳴らし、
その音にビビった佐々くんに「ウソだよ~」という水野さん。
が、僕はその時ロッドに生命感を感じアワせてファイトスタート。
「こっちは本物だから!」と僕。
27cm位のバスをキャッチ成功しました。
「あと1匹でリミットメイク!」と頑張りましたが、結局その後はギルとノンキーをちょろっと釣って終了。
4匹2152g、が僕と水野さんはJBプロ同士のペアなので100gマイナスで2052gという結果に。
そして表彰式。
「あえて発表します、6位水野雅巳選手!」
僕と水野さんは崩れ落ちました…。ウエイトは5位相当でしたが、JBプロ同士のマイナス100gが結果を大きく左右しました。
しかし、バスプロ選手権の権利は獲得できたので良かったです。
結果はコチラ↓
http://www.jbnbc.jp/_JB2015/view_result.php?t_id=10620
しかし、実は表彰式終わって、金星ボートに戻ってから僕は思いがけないことを聞いてしまうのです。
水野さん「大塚くん、実は大塚くんに謝らないといけないことがあるんだ。実は大塚くんがキロくらいの魚を釣った後に…
800gくらいのバスをバラしちゃったんだ~、ギルだと思って適当にやってたらバスだったんだ…」
これでつじつまが合いました…。
急に「大塚くんは仕事したよ~」と褒めたり、「ギルだと思っても合わせたほうが良いよ」と言ったり…
ちょっと衝撃でしたが、まあトーナメントではよくあることですから仕方ないです…。
ということで、何とか最低限のミッションをやり遂げたJBⅡ河口湖第3戦、最後のカミングアウトはちょっと衝撃でしたがとりあえず一安心で終えることができました。
次回、翌日のJB河口湖A第4戦のお話。