としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

新湯田中温泉 白雲楼

2015-03-07 18:53:03 | 長野県(北信)の温泉
 白雲楼は、新湯田中温泉にある小~中規模の温泉旅館外観は少し鄙びが出てきた、昭和の宿といった感じです。道の反対側にある新しい「ホテル椿野」とは対照的な佇まいですね。

 今回は湯めぐり温泉手形を利用しての入浴。通常の日帰り入浴料金は300円らしいから、手形を使うと割高(400円)になるのですが、湯めぐり温泉手形には有効期限(購入から半年間)があるので、早く使わないといけないのです
 浴室は1階の一番奥にあります。廊下等、建物の中も古さが感じられるけれども、それほど嫌な感じはしません。私が子供の頃はこれくらいの旅館が普通だったように思います。

 
 脱衣所に入ると、なぜか浴室への扉が二つあります。浴室の両端にそれぞれ扉があるのです。そして真四角の浴室の中央に円形の湯船が鎮座。宿の規模の割には大きく感じる湯船です
 丸い湯船は中央で仕切られていて、さらに仕切りの真ん中に湯口があります。宿の説明では窓側の湯船がぬるめ、脱衣所側の湯船が熱めとなっていますが、湯船の中央に湯口があっては温度差が大きく生まれるはずがなく、実際に1℃くらいしか違いません。熱湯の浴槽から湯がオーバーフローしていることから、湯口の湯が熱湯浴槽に多めに流れ込むことでわずかに温度差が生じているのでしょう。

 湯田中渋温泉郷でかけ流しの湯と言えば、熱い湯がほとんどなので、覚悟して浸かってみると、絶妙な適温となっていました源泉温度が80℃ということなので、加水して温度調整しているようです。加水は邪道という人もいるでしょうが、熱くて入れなければ結局加水することになるので、度を過ぎなければいいと思います。無色透明ながら褐色の湯の花が舞っていたし、この辺りの温泉で定番の潮(磯)臭やツルスベ感も感じられたから、十分に温泉の個性は残されています味はもともと単純温泉になるか塩類泉になるか微妙な濃度の湯なので、ほとんど感じられませんでした。


 とにもかくにも湯温が適温で、かけ流しの湯は入っていて気持ちよく、1時間ほど湯浴みを楽しみましたなかなか出てこないので、御主人が心配になって見に来たほど湯浴み中、終始独占浴だったのも長湯できた理由の一つ。何も気にせず足を伸ばして浸かっていると本当にリラックスできます間違いなく白雲楼は新湯田中温泉で穴場の施設でしょう

 続々と宿泊客が吸い込まれていくホテル椿野に対し、白雲楼は私が浴室から出る時にようやく他の客が来た程度。お湯は白雲楼の方が格段にいいのですが、宿泊となるとやはり新しく見た目が良い宿となってしまいますね温泉宿に泊まる際、もう少し泉質を重視するような風潮になれば、白雲楼のような旅館が見直されるようになると思うのですが…。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 旅行ブログ 温泉・温泉街へ


最新の画像もっと見る

コメントを投稿