としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

渋温泉 大陽館ヤマト屋

2021-04-04 01:41:48 | 長野県(北信)の温泉
 家族の仕事の関係の伝手で、渋温泉 大陽館ヤマト屋のお風呂に無料で入れることになり、こんなチャンスは滅多にないので、家族4人で利用させてもらうことに。
 渋温泉 大陽館ヤマト屋は、渋温泉街に対し横湯川を挟んで対岸にある宿です。渋温泉で横湯川の左岸側にあるのはヤマト屋と少し離れた上流にある天川荘だけ。下流側にひなの宿 安楽荘がありますが、こちらは安代温泉になります。

 できるだけ人がいない時間ということで、午前中を狙って訪問。立ち寄り入浴は積極的に受け入れていない(公式HPに記載なし)ようだから、当然他の客はいませんでした。従業員にも情報が共有されていたようで、スムーズに事が運び、5階にある浴場へと案内。ただし、露天風呂はまだ準備中とのことでした。またここには家族風呂もありますが、特に案内されず、男湯、女湯に2人ずつ分かれて入浴することになりました。


 内湯浴槽には無色透明な湯が満たされていて、縁からは湯がオーバーフローしていました(サイフォンによる排湯も併用)。湯使いは加水のみのかけ流し。加えている水も地下水だから、塩素臭は全くせず、湯田中渋温泉郷ならではの温泉臭が香ります。味はほとんどないですが、ごくわずか鉄味がしました(分析書では鉄分なし)。ここは3つの源泉の混合で、そのうちの一つが鉄分を含む「比良の湯」なのでそのせいかもしれません。あと感触は若干のツルスベ感があります。それほど個性は強くない湯だけれど、やはりかけ流しの湯は浸かっていてさっぱり感があって気持ちがいいですね。


 湯温は加水で調整しているためか、渋温泉にしては熱くなく、41.5℃くらいの適温。5歳の娘もかけ湯をしたらすぐに慣れて全身浸かれるようになりました。加水の是非はありますが、子供が一緒だと42℃が限界で、41℃くらいが理想的。湯守の人がぬるくないか聞いてきましたが、これ以上熱くなると子供がすぐ湯船から上がってしまうので、大人もゆっくりできなくなります。

 

 しばらく内湯で浸かっていたところ、娘が露天風呂に行きたそうにしたので行ってみました。ベランダより少し広いくらいのスペースにある露天風呂なので、2人でいっぱいになるくらいの大きさの浴槽です。準備中と言われた通り、お湯はまだ20cmくらい溜まっただけでしたが、娘が入ってしまったのでしばらく一緒に浸かりました。娘は楽しそうだったけど、半身浴にもまだ足りない深さだったので寒く、すぐに内湯に戻りました。お湯はこちらも同じ源泉のかけ流しなので、浴感はいいです。

 30分くらい湯浴みを楽しんだでしょうか、非常にシンプルな浴室でしたけど、お湯自体は良いもので気持ちよく入浴することができました。渋温泉はお湯が豊富だからほとんどの施設がかけ流しなので、お湯に関しては外れがない少ない温泉地ですね。ただ立寄り入浴を積極的に受け入れている旅館が少ないことが残念(公式HPにほとんど記載なし)。コロナ禍で日帰り温泉施設を避ける人がいるはずだから需要は増えていると思うんですけどねぇ…。静かな空間で湯に浸かれるというのも、温泉旅館での立ち寄り湯の魅力の一つです。

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