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としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

信州戸倉上山田温泉 小石の湯

2013-11-03 10:23:40 | 長野県(北信)の温泉
 「小石の湯」は、戸倉上山田温泉街の北西部にある温泉旅館です外湯の「湯元 かめ乃湯」の近くで、細い路地に面して建っています。外観は小規模な温泉旅館ですが、戸倉ホテルよりは新しく、こ洒落た感じがする旅館です

 「小石の湯」という名前は、戸倉上山田温泉にまつわる伝承「恋しの湯伝説」から取っているのでしょう。「恋しの湯伝説」とは次のようなお話し。「江戸時代、千曲川の川岸に住むお政には両想いの婚約者がいたが、江戸に出たまま行方知れずとなる。千曲川で赤い小石を100個集めれば婚約者は戻るとのお告げを受けたお政は、毎日石を探し、やがて99個の赤い小石を得る。しかし、最後の1個が見つからず、凍てつく冬の川原を探すうちに湧き湯を発見する。温泉で指を温めたお政は無事に100個目の小石を見つけ、婚約者と結ばれる。」

 フロントで受付を済まし、浴室を目指しますが、階段を上ったり下りたりして結構距離があります外観では分からなかったのですが、かなり奥行きがある施設のようですね。浴室が近づいてくると、廊下に硫黄臭が漂っていて、入浴前から期待に胸が高まります


 「小石の湯」は男女別の内湯のみの施設です。10人程度が入れる規模の浴槽には、ややささ濁りしたお湯が満たされていました。浴槽にはキラキラ光るタイルが張られていて色は分かりにくいのですが、若干緑色に色付いているようにも見えます浴槽の底には黒い湯の花が沈殿していて、戸倉上山田温泉にしては湯の花が多いように思います。
 そしてすばらしいのが香り&味で、源泉かけ流しの湯からは濃厚な硫黄臭&味が感知できました湯口では香り&味がしても、浴槽の湯からは感じられないという施設が多い中、ここのお湯は浴槽中の湯からも十分に香り&味を感じ取ることができます私のイメージとしては、これこそ戸倉上山田温泉の湯と言った感じですねもちろんツルスベ感もあるので、満点に近い評価ができるお湯だと思います


 「小石の湯」で使用しているのは、城山2号源泉という源泉です。この源泉単独では初めての入浴で、かなり強力な源泉なのでしょう。外湯の「湯の花銭湯 瑞祥」の露天風呂では城山1,2,3号源泉の混合泉を使用していますが、ここまでインパクトのあるお湯ではありません。他の源泉で薄まってしまっているのですかね?


 その他、浴室及び浴槽は奥の方で仕切られていて、奥の部分は薄暗く洞窟風呂のようになっています。壁には観音様でしょうか、仏像が飾られていて、瞑想でもできそうな雰囲気。打たせ湯もありましたが、この時はお湯が出ていませんでした。浴槽は上部で繋がっているので湯の浴感に違いはありません。若干メイン側よりぬるめのようです。

 この日は3軒目にして、自分好みのお湯に出会うことができたという感じです事前に詳しく調べておけばある程度は良さそうな施設を絞れるとは思いますが、無料開放してくれる施設は当日千曲市観光協会で受付しないと分からないし、行き当たりばったりで良い湯に当たった場合は、喜びもひとしおです時間があまりなくて、ゆっくり入っていられなかったのが心残りなので、また訪問したいと思わせるお湯でした

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