としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

信州戸倉上山田温泉 國楽館 戸倉ホテル

2013-10-31 21:06:01 | 長野県(北信)の温泉
 リバーサイド上田館の次は、タクシー会社1軒を挟んで北側にある國楽館 戸倉ホテルを訪問しましたこちらは大規模ホテルである上田館から一転して、小さな温泉旅館の風情です。ホテルという名前からは想像できない外観ですね特に玄関の造りは昭和初期を彷彿とさせる佇まいです

 中に入り、女将さんに無料入浴をお願いすると、「今日はどこが入れないんだい?向かいの千曲館は?」と逆に質問されました。どうやらイベント中の温泉施設間での情報のやり取りはあまりないようです(ちなみに向かいの遊子 千曲館は、この日は無料開放されていませんでした)。
 受付した後、女将さんに浴室まで案内してもらいました。外観だけでなく、建物の中もかなりレトロ。あまりに静かで客が来ているのか心配になるも、常連客が何人か来ているようでした

 浴室に入ると、こちらはリニューアルされていて古さは感じませんでした壁のタイル画もまだ綺麗ですあまり風情がないと言われればそうかもしれませんが、浴室の場合はあまりに古く汚さが前面に出てしまうよりは、新しく綺麗な方が安心して入れます


 浴槽は狭いながらも内湯浴槽と露天風呂があります。まず内湯浴槽ですが、湯がはっきりと白濁(浴槽の底は見える程度)しており、上田館との違いに少し驚きました。戸倉上山田温泉はすぐ隣の施設でも、お湯の様相が異なっていることが多いので面白いですね源泉は戸倉温泉源泉開発協同組合新5号源泉と上山田温泉株式会社3号源泉(加温後)の混合泉で、おそらく上田館と同じお湯でしょう。元々成分が薄い源泉(アルカリ性単純温泉)なので、上田館同様ほとんど香り&味はなく、ツルスベ感があるだけですが、湯口の湯(飲泉可)からは硫黄臭&味が感じ取れました戸倉ホテルは源泉100%かけ流しで殺菌剤添加なしなので、同じ湯でも使用法の差で随分と見た目や浴感が違ってきます。


 一方、露天風呂の湯はささ濁り程度で透明に近く、茶色い湯の花が舞っていて、内湯とはだいぶ印象が異なっています。内湯とどの条件が異なっているのか分からないですが、こういった所が、温泉の不思議で面白い点です。ツルスベ感は内湯と同様で、香り&味はなぜかうっすらとレモンのような風味がしました清掃したばかりだったのですかね?湯温は内湯より低くややぬるめで、庭を眺めながらの湯浴みは心が癒される思いでした


 硫黄臭香る硫黄泉の印象が強い戸倉上山田温泉にあって、戸倉ホテルのお湯は随分と大人しめで物足りない感もありますが、優しいお湯なのでこちらの方がいいという人もいるでしょう。また戸倉ホテルの渋い外観に惹かれる人もいるのではないでしょうか。
 大規模ホテルと小規模旅館が混在していて、イマイチ統一感がない戸倉上山田温泉。このことはデメリットでありながら、湯巡りの際には色々なタイプの温泉施設があって楽しめるという面もあります戸倉ホテルのような小規模な施設は、なかなか知ってもらう機会がないでしょうから、今回のふろの日のイベントはこういった小規模施設とっては効果的なイベントだと思います

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