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としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

苗場温泉 雪ささの湯

2013-11-17 09:43:49 | 新潟県の温泉
 11月頭の3連休の初日(11月2日)に、新潟県の苗場山麓まで紅葉を見に出掛けました紅葉のピークは少し過ぎていましたが、世界最長5,481mのドラゴンドラと、日本一の瞬間地上高230mの田代ロープウェーから見る紅葉の眺めはなかなかのものでしたあと人出の多さにもビックリですね関越自動車道や上越新幹線を使えば、東京方面からのアクセスはかなり良いので、3連休の初日で、天気も良いとなると混雑するのも当然かな

 

 紅葉狩りを楽しんだ後は、当然温泉ですこの近辺は越後湯沢温泉という温泉地で町営の共同浴場(外湯)が5箇所もありますが、あえて越後湯沢温泉ではなく泉質に定評のある「苗場温泉 雪ささの湯」に行くことにしました。
 「苗場温泉 雪ささの湯」は、苗場スキー場の麓の旅館街である浅貝地区にあります。あともう少し国道17号線を南下して三国峠を越えれば群馬県という場所。浅貝地区は高層マンションが林立していていかにもリゾート地といった感じですが、開いていない商店も多くあまりひと気がありませんスキーシーズンに入れば活気が出てくるのだろうけど、この時期の閑散とした雰囲気はバブル時代の負の遺産という感じがしてなりません
 
 「雪ささの湯」の建物は4階建てのビルディングで、看板がなければ温泉施設とは思えないような建物です。しかも2階より上は不使用。もともとはホテルだったのが、「美人の湯」という日帰り温泉施設となり、一旦休業した後経営者が変わってリニューアルオープンしたのが現在の「雪ささの湯」とのことです。「美人の湯」時代は超マニアック施設で素人を寄せ付けない雰囲気だったらしいですが、現在は普通の日帰り温泉施設となっており、誰でも気軽に利用できる施設となっています。設備は綺麗ですし、脱衣所や浴室、浴槽の広さ、洗い場の数などは十分なものでした

 浴槽はほぼ真四角の内湯と露天風呂があり、双方似たような広さです。湯の使用法はかけ流しで、加水、加温、殺菌剤添加すべて無しのすばらしい使い方湯量が豊富で、ちょうど良い温度の源泉(48℃)だからこそなせる業です


 タイミングよく露天風呂に誰もいなかったので、まず露天風呂に入湯しました。湯の色は茶褐色の濁り湯で、浴槽の底は全く見えません周辺の共同浴場の湯はほぼ無色透明のようなので、このお湯は近隣ではかなり特殊なものです。色の原因となるのは鉄分と思われ、香りとして鉄臭(硫黄臭も混じる)がはっきりと感知できますそして味にも特徴があって、塩・苦・渋味に鉄味が混ざって感じられます。浴感としては松代温泉のお湯を薄くした感じによく似ていますね。濃度で言えば松代温泉の1/3の濃度(4,975mg/kg)です。(泉質はカルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉)


 山間の温泉地で露天風呂と言えば、眺望を期待したいところですが、湯船全体を覆うように屋根が掛けられ、周囲も土盛りされているのでほとんど景色は見えません何故かと言うと近隣に高層マンションが3軒ほど聳え立っており、目隠ししないと丸見えになってしまうからです。風情については物足りないですけど、お湯の質がそれをカバーしてくれているからそれでいいかな

 
 内湯についても、お湯は露天風呂と同様ですばらしい浴感です。若干香り&味が露天より薄く感じられるものの、茶褐色の濁り具合は同じ。適温からややぬるめの露天風呂と比べると、少し高めの温度設定です。この日は露天風呂の方が長湯できて気持ち良かったですが、豪雪となる冬はやはり熱めの内湯がいいでしょうね


 「雪ささの湯」は、お湯の面では十分にレベルが高く、設備の面でも風情はないですが及第点を与えられる施設です最もネックとなる料金800円というのも、HPから200円割引券を印刷できるので、600円であれば許容範囲でしょうなかなか訪れる機会がないような所であるけれども、苗場を訪ねた際には是非立寄ってもらいたい温泉です

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