神の宮温泉 かわら亭 影虎の湯

　神の宮温泉 かわら亭 影虎の湯は、妙高市北端の田んぼの中にある温泉施設宿泊施設を兼ねていますが、場所的に日帰り温泉施設的意味合いの方が強い気がします。実際周りに民家と田んぼ以外何もないような場所でどれくらい宿泊客がいるのか気になるところですね（しかも宿泊料金は結構高い）ちなみにオーナーが昔瓦屋だったことから「かわら亭」となったようです。

　純和風建築の建物は、4年前にオープンしたばかりなので、綺麗で豪華です料金も800円と強気の設定長野県ではちょっと敬遠してしまいそうな価格ですが、それでもいつも混雑している人気施設です。この日は土曜日の午前中だったので、いつもより空いていてのんびりできました

　内湯が２槽、露天も２槽あり、サウナもドライとミストがあって浴室も豪華ただ浴室自体はあまり広くないのでちょっと狭苦しい気もします。
　内湯、露天ともに岩風呂と石風呂のセットで、温度設定が異なっています。内湯の石風呂はやや熱めで、岩風呂はやや温め（ジャグジーつき）。露天の岩風呂は適温で、石風呂は冷泉風呂となっています。いろいろな湯温が設定されていることで好きな湯温の浴槽が選べるのはいいことですね私的にはやや温めの内湯岩風呂が好みです

　ここの温泉は温泉法第２条の規定による温泉（メタケイ酸の項）。規定泉の場合、ほとんど特徴がないものが多いですが、ここのお湯は強いヌルヌル感というかとろみがあることが特徴ですほかに温泉らしい特徴はないものの、強いヌルヌル感のおかげで浴感はなかなかいいです湯の使用法は循環式で、多少塩素臭もありますが強烈というほどでなく許容範囲でしょうね

　４つある浴槽の中では、非加熱の源泉を使用していると思われる露天の冷泉風呂が最も浴感がよさそうです。他の浴槽と異なりかけ流し状態で、湯の花も舞っています。ただし温度は水風呂と同じなので、水風呂が苦手な私は浸かることができませんでした次に浴感がよいのは内湯の石風呂で、最もヌルヌル感を強く感じます。その次が内湯の岩風呂で、最もヌルヌル感が弱かったのが露天の岩風呂でした。
　
　また、この施設で評価できるのは、源泉100%（加温あり）のかけ湯とシャワーがあることですね。こちらは殺菌剤が添加されていないようなので、源泉そのままを味わうことができます

　総合的に見ると、料金は高いですが、それ相応にレベルが高い温泉施設だと思います肌に優しい泉質なので、海水浴の後などに家族連れで寄るにはいい施設ではないでしょうか