としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

上諏訪温泉 ぬのはん

2021-10-04 23:19:00 | 長野県(南信)の温泉
 東京オリンピックの開会式に合わせて設定された7月の4連休を利用し、諏訪方面へ1泊2日の旅行に出掛けました。新潟県(海)にしようか迷っていたのですが、新型コロナ禍の影響で他県に行くのは気が引けたのと、諏訪市内であれば宿泊の際、県実施の割引(信州割スペシャル)と市実施の割引(すわ泊御宿割)両方が使えるとあって、諏訪方面に決定。
 国営アルプスあずみの公園(堀金・穂高地区)で子供達を遊ばせた後、向かった宿は「上諏訪温泉 ぬのはん」。「ぬのはん」は諏訪湖畔に立ち並ぶ大型温泉旅館の中でも老舗の温泉旅館であり、普段ならとても手が出る旅館ではないですが、今回は県及び市の割引が利くうえに、ポイント、クーポンを駆使して家族4人61,000円の宿泊代を実質5,000円にしての宿泊です。まあこんな芸当は二度とできないでしょうね。

 PM4:00にチェックインし、夕食がPM6:30からということだったので、まずは夕食前のひとっ風呂です。ぬのはんの大浴場は1階にあり、構成は内湯浴槽1と露天風呂1のワンセットのみで非常にシンプル。周辺の大型旅館が最上階等に展望風呂を作ったりしているのと比べると、地味な印象です。そして最近流行りの家族風呂(貸切風呂)もなし。浴槽が多ければ良いという訳ではないですが、少し物足りない感があるのは否めません。


 大浴場は「鮃の湯」と「鯛の湯」があり、男女交代制。AM0:00までは「鮃の湯」が男風呂です。内湯浴槽は広く、一部が立ち湯になっているのが特徴的。あと大きな岩が一つ配されているのがアクセントになっています。


 浴槽に満たされているお湯は、無色透明、無味無臭で、若干ツルスベ感があるくらいで個性に乏しいお湯です。さらに強くはないですが塩素臭がはっきりと感知されました。湯使いは循環式(新湯を一応投入しているようですがオーバーフローは確認できず)で、加水、塩素消毒あり(冬季は加温もあり)です。周辺の大型旅館も同じだろうけど、有名温泉地の老舗旅館にしては残念な使い方ですね。そして使用している源泉は共同源泉で、自家源泉を所有していません。両隣の旅館(鷺の湯と朱白)がモール泉の自家源泉を所有しているのに、です。その辺りも物足りなさを感じさせる点かな。


 湯温が少々熱め(42℃程度)の設定なので、少し涼みに露天風呂へ移動。露天風呂は床が木製で6人で満員になるくらいの小さなものです。露天風呂からは庭園が眺められ雰囲気は良いですが、庭園にも屋根が掛けられ、塀で囲まれていることから空がほとんど見えません。何故庭園にも屋根が掛けてあるんですかね。
 お湯は内湯と同様特徴がない湯で、さらに塩素臭が強め。何回も言ってしまいますが、老舗旅館にしては残念なお湯と言うしかありません。

 「鮃の湯」には、男女交代寸前のPM11:00にも入湯しました。当然ながらお湯に変化はなかったですが、露天風呂は夜の方が雰囲気は良かったですね。薄暗い夜の露天風呂で一人ボーっとできるのは、宿泊した際の特権です。


 そして翌日朝5:30には、男女交代となった「鯛の湯」に入湯しました。「鯛の湯」の内湯浴槽については、立ち湯がないのと湯口の形式が違うくらいで、広さや大きな石が配されている(こちらは2つ)あたりは「鮃の湯」と同じ。お湯の浴感も当然変わらず。


 ただ露天風呂の方は、こちらは岩風呂となっていて木がメインの「鮃の湯」と異なっており、広さはこちらの方が広く造られています。庭園も少し広く(とは言ってもやはり屋根が掛かっていました)、雰囲気は「鯛の湯」の露天の方が好みでした。
 お湯の方も塩素臭が内湯と同等のレベルでそれほど強くなく、まあこれくらいなら許せる範囲かなと思えました。ただ、湯口からの湯の落とし込みが見当たらず、全量浴槽内への注入と思われるのは風情を欠きます。本来循環湯を投入する場合はこうでなければならないのは分かりますが、少しでもいいから源泉を湯口から注いでもらいたいものです。

 以上のように、温泉については厳しい評価となりましたが、温泉以外の点についてはさすが老舗旅館ということで、文句をつけるようなところは特にありませんでした。特に食事については朝夕2食とも個室食で、料理の説明が丁寧であり味も良かったです。部屋の綺麗さ等もひっくるめて、やはり最近宿泊したリーズナブルな旅館とは一線を画しています。なかなかこういう宿には宿泊はできないですが、たまには値段と温泉にこだわらず泊まってみるのもいいですね。帰りは池の平ファミリーランドに寄って、それなりに思い出深い旅行となりました(子供達がファミリーランドでぎゃん泣きして大変でしたけど…)。
 
 さて、今回の入湯で、入湯600箇所達成ということになりました。500箇所達成が平成29年3月の湯田中温泉 よろづや(松籟荘焼失前)だから、100箇所増やすのに4年以上かかったことになります。目指せ1,000箇所!ですけど、このペースで1,000箇所達成するにはあと20年近く必要となります。何とも先の長い話だこと…。

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