としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

池の平温泉 ホテルアルペンブリック

2013-05-17 19:27:52 | 新潟県の温泉
 ホテルアルペンブリックは、池の平温泉スキー場の麓にあって、池の平温泉街でも最も標高の高い場所に位置する施設です以前訪問した時は午後3時からでないと入れないということで断られてしまったのですが、今回は満を持して午後3時ちょうどに訪問ゴールデンウィークということで混雑している中、今回は快く受け入れてもらえました

 ホテルアルペンブリックには内湯大浴場と露天風呂があるのですが、1階に内湯大浴場、3階に露天風呂があって離れており、移動は服を着直さなくてはいけません。まずはこの施設の名物である露天風呂へと向かいました

 池の平温泉(妙高温泉含む)は、妙高山の南地獄谷からはるばる源泉を引いてきて使用しています源泉は元々黒濁していますが、濾過した後に各施設に配湯しているため、基本無色澄明の湯です。しかしながら、ホテルアルペンブリックは濾過施設より源泉に近い位置にあるため、濾過前の源泉を使用することが可能露天風呂にその濾過前の源泉を使用しているのです


 露天風呂がある建物はホテルとは別棟となっており、木造です。屋根があって両側は壁なので開放感はないですが、遠くに野尻湖を望む眺望はなかなかのもの


 さて、肝心のお湯の方はというと、情報通り黒濁りしたお湯が湯船に満たされていました透明度は30~40cmといったところでしょうか。この濁りは湯の花ではなく泥のようで、近隣の日帰り温泉施設ランドマーク妙高高原ではわざわざ透明の湯にこの泥を注入して黒濁の湯を再現しています。濾過してしまえば透明になるので本当の色付きではないですが、十分に珍しいお湯ですね色以外は僅かな焦げ硫黄臭とツルスベ感が特徴。この特徴は同じ源泉を使用している妙高温泉などではなかった特徴なので、より源泉に近い特徴を持っているということでしょう。分析表にもそれは表れており、露天風呂に掲載されている分析表は泉質が単純硫黄泉となっていますが、妙高温泉に掲載されている源泉濾過後の分析表は泉質が単純温泉となっています。理由は濾過前には4.6mgあった遊離硫化水素が濾過後には検出されなくなっているためで、その他の項目でもpHなど濾過前と濾過後で変化しています。これはもう別の温泉と思った方が良いかも知れないですね

 

 ただ、使用法は源泉かけ流しではあるものの、殺菌剤は添加しているようで若干塩素臭がしますなので浴感は必ずしもこちらの方が優れているとは言い切れません。


 露天風呂での湯浴みを楽しんだ後、内湯大浴場に向かいました大浴場という割には浴槽はそれほど大きくなく、露天風呂の方が大きいような気がします。内湯浴槽には露天と違って濾過された無色澄明の湯が注がれています。特徴はツルスベ感があるくらいで、温泉好きからすると少々物足りないお湯となっていました良い源泉でも循環濾過して殺菌剤添加するとこうなりますよといういい例ですね。それでも黒濁の湯は一見不気味なので、こちらの方がいいという人も多いかもしれません。

 立寄り入浴時間が午後3時以降で少々使い勝手が悪いところがありますが、黒濁の湯は珍しいので入ってみる価値はあると思いますそして他の池の平温泉の施設や妙高温泉の施設と入り比べてみるのも面白いでしょうね

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