としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

赤倉温泉 ホテル太閤

2014-09-20 00:50:41 | 新潟県の温泉
 今回目指すは赤倉温泉のホテル太閤。人からもらった割引チケット(信越高原わくわく割引チケット)の中に100円割引券が入っていたので決定。妻と2人で行けば200円引きなので、これは結構大きいです

 ホテル太閤は赤倉温泉街の北東の端にあります。温泉街の西側に妙高山があり、西が山側、東が谷側なので、ホテルがあるのは温泉街の坂を下った一番谷側です。大規模なホテルなのですが、ちょっと目立たない場所になりますね
 またもう一つマイナスなのが、ホテルの外観。所々壁が剥げ落ちており、ベニヤ板が貼り付けてある箇所もありますこれはこのホテルだけでなく赤倉温泉全体に当てはまることで、外観が傷んで見える施設が多いです赤倉温泉の温泉施設はほとんどが鉄筋コンクリートのビルディングなのですが、コンクリートは劣化するとひびが入り剥げ落ちてくるから、年季が入るとどうしても寂れて見えてしまいます木造の鄙びのように古くなって味が出てくるんならいいんですけど…。
 それでもホテルの中に入ると、外観の印象から一転して結構綺麗なので少し驚きました大浴場の入口付近は今風に洒落た造りになっているので、リニューアルはしていそうです。なかなか建物の外側まで手が回らないというのが実情なのでしょう(経営会社が破綻し、営業を停止したこともあるようだから、無理もなし)。

 
 大浴場には広い内湯に露天風呂、そしてサウナがあって設備は整っています。綺麗とまではいきませんが、そう寂れた感じはしません。
 内湯浴槽には無色透明な湯が満たされています。ほぼ無味無臭に感じますけど、よく観察すると焦げ硫黄臭がほのかに感じられます湯口の源泉からははっきりと焦げ硫黄臭&味がするので、それが残っているのです。感触は若干ツルスベ感があって、肌に優しい感じがします。泉質はカルシウム・ナトリウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉で、美肌の湯とされる硫酸塩泉と炭酸水素塩泉の要素を持ち合わせているから、肌に良いのは間違いないでしょう湯温も適温からややぬるめの設定だったので、刺激の少ないとてもリラックスできる湯で良かったです。


 次に内湯のすぐ目の前にある露天風呂へ移動露天風呂の正面は開けており、なかなかいい景色ですこの日は曇っていて残念でしたが、晴れていれば遠くの山々まで見渡せて爽快でしょう(近くのホテルから見えていそうな気もしますが…。また妙高山は方角的に見ることができません)。赤倉温泉は建物が密集していて露天風呂を作るのが難しく、広くて眺望が利く露天風呂はあまりありません。露天風呂という点では赤倉温泉No.1かもしれませんね

 
 浴槽は木の板で不完全に仕切ってあり、「源泉あつあつ湯」と「源泉ぬるま湯」に分けられています。「源泉あつあつ湯」は湯口がある側なので少し熱くなっていて、一部が寝湯とバイブラになっています。「源泉ぬるま湯」は内湯より熱く、ぬるいという感じはしませんでした。
 さて、露天風呂で気になったのがお湯の色です。褐色のささ濁り(白い湯の花あり)で、間違いなく色付いていたのです。赤倉温泉の施設はどこも同じ北地獄谷源泉で、無色透明か微白濁の湯。褐色になっているのは初めて見ました。分析表を見る限り鉄分はないので、褐色になる要素はあまりなさそうなのですが…。


 また香りが焦げ硫黄臭でなく、刺激臭がない薬品臭みたいな臭いがするのです(それも結構強め)。湯口を見てみると、投入口が2本あり、1本は焦げ硫黄臭&味がする熱い湯で間違いなく源泉そのままですが、もう1本はぬるくて薬品臭がしました。源泉は51.1℃と熱いので加水と消毒を兼ねているような気がするのですど、湯の使用法が掲示されていないので実態は分かりません。温泉ソムリエ発祥の地なのだから、その辺ははっきり明示してもらわないと(看板等には源泉かけ流しと書かれているのですが、露天は疑わしく感じてしまいます)。
 施設は赤倉温泉では源泉から一番遠い所になるので、他施設に比べて湯の質が落ちるのは仕方ありません。ただ露天風呂の湯は、完全に赤倉の湯とは異質なものになってしまっているような気がするので、湯の使い方をもう少し考えた方がよいのではと感じました。


 それでも600円で広い内湯と露天風呂、そしてサウナが楽しめるのだからコストパフォーマンスはまずまずで、赤倉温泉の中では珍しくお昼前から日帰り入浴を受け入れてくれるので使い勝手が良いですそれに赤倉の某老舗ホテルのように、頻繁に入浴をお断りされるようなことはないだろうから、赤倉温泉を気軽に楽しむには良い施設だと思います

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