としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

北軽井沢温泉 北軽井沢シルキーハイランド 絹糸の湯

2014-09-23 01:52:18 | 群馬県の温泉
 久しぶりに一日自由な時間ができたので、少し遠くの温泉巡りをすることに。どこにしようか迷いましたが、最近テレビで北軽井沢の温泉施設が紹介されていたので、そこに行ってみることにしました(後で調べたら、テレビで紹介されていたのは近くの別の施設でした)。
 
 北軽井沢と呼ばれている地域は、軽井沢と名前が付いているので長野県軽井沢町の一部と思われそうですが、実際は県境を挟んで反対側の、群馬県長野原町の地名(その周辺も含む)です。もちろん有名な軽井沢にあやかって付けられた名前ではありますが、こちらも高原リゾート&別荘地になっているので、雰囲気は軽井沢によく似ています。

 北軽井沢シルキーハイランド 絹糸の湯は、国道146号線から看板に従い脇道に入ってしばらく行くと、ヨーロッパのお城のようなホテル?(現在は営業しておらず廃墟と化している)の脇にあります。絹糸の湯の建物は和風の建物なので、なんともミスマッチな風景ですね    
 絹糸の湯は2010年5月にオープンした新しい温泉施設外観は確かに新しいのですが、いきなり驚かされたのは、下駄箱の3分の2が玄関の外にあること。今時の施設で下駄箱が屋外にあるなんて見たことがないです。屋内の下駄箱では足りず外に増設したのか、はたまた元々そう作ったのか…。いきなり謎です
 下駄箱の鍵は受付で番号札に交換されます。料金は後払い。食事などした場合はまとめて精算という方式です。料金は通常料金1,000円(HPに100円割引券あり)、平日デイタイムが800円と強気な設定。軽井沢では1,000円越えは当たり前ですが、ここもちゃっかり軽井沢価格です。あくまで狙いは観光客&別荘族ということでしょうか。
 長野県民からすると、1,000円もする温泉施設ならかなり豪華で広い施設を想像するのですけど、この施設の設備は普通で、建物は狭い印象。特に脱衣所は狭く感じます。またロッカーは既にくたびれてきていて、とても4年前にオープンした施設とは思えません木造の浴室もしかり。ただこちらはいい感じに鄙びてきているようにも感じます(露天風呂に繋がる扉が壊れているのには閉口しましたが…)。

 
 では肝心のお湯の方はというと、内湯には緑褐色の濁り湯が満たされていて、見た目温泉らしさがある湯です。浸かってみても、鉄・硫黄臭に微塩・鉄味が感知できて個性は十分感じられます(泉質:ナトリウム-塩化物泉)。湯の使用法は加水以外すべてなしのかけ流しで、加水も温度を下げるためのものですから悪くない使い方湯温はややぬるめの設定で、長湯も可能です。浴感は近くだと箱山温泉に似ているかな。


 内湯浴室のすぐ外側にある露天風呂は、内湯浴槽の倍以上の大きさで、大きな岩や庭木で庭園風に設えられています。眺望は特別良いわけではないですど、林に囲まれて自然を感じられる露天風呂は、都会では味わえないものでしょう。都会の人なら、この露天風呂だけで1,000円分の価値があると思うかもしれませんね


 お湯は内湯と大差ないものの、若干熱めで香りと味も内湯より僅かに濃いように感じられました。目視できる湯口は3箇所(うち1箇所は湯内へ注入)ですが、浴槽下面6箇所からも注入しているようなので、お湯が新鮮なのでしょう。お湯の投入法を、目に付きやすい上からの投入と、新鮮さを保てる下からの注入の2パターンで行っているというのは、温泉の良さを引き出すことができる方法であり評価できますね
 
 この施設で入湯してみての感想は、とにかくコストパフォーマンスに難ありということですお湯は良好、設備は普通というレベルの施設であれば、長野県内なら500~600円クラスではないかと思います。それでも引っ切り無しに客が訪れるのを見ると、やはり客層が違うということなんでしょうかね(車のナンバーを見ても、東京方面のナンバーが多いような気がします)。庶民にとっても、お湯はいいので決して損することにはならないですから、話の種に寄ってみるのもよいのではないでしょうか

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