まぁ、この時点で考え直しておくべきだったんだ。
これは、先日塗った帯色の「白3号」。
いただきモノの缶スプレーで吹いたので、いくつかダマになってしまっているのだ。
なにせ、10年以上前の缶スプレーだからね。
中の圧力が下がっているのか、それとも塗料の粘度が高くなったのか。
いずれにせよ、きめ細かな霧にはなりにくいのだ。
だから、こういうことも起こりうる。
それでも慎重に吹き付けて、やや梨地といった按配で塗りあげた。
この画像の部分もペーパーをかけ直したから、周りと同じように仕上がった。
そこで、図にのった部分は、ある。
「古い缶スプレーでも、なんとかなるさ」
帯をマスキングするために、幅の広いテープを切り出す。
幅は1mm。
「齢をとると目が利かなくって」
職場の先輩の愚痴を思い出す。
このように切り出すと、どうしても幅の違いが出てくる。
だから、このように拡げて不良品はハネておく。
準備万端か?
帯の位置、すなわち車体裾からの高さは目見当で決めた。
側面の窓からやや低い位置を目安に、貼ってゆく。
左右の側面で、窓の高さが違うモノが出てきて慌てる。
歪んだまま組んでしまったらしい。
思わず、投げだしたくなる。
日が暮れるのが嫌なので、帯のマスキングは4輌分までしか進まなかった。
テープの断面にホコリがついてしまうのも嫌だから、とりあえず、塗ってしまおう。
ここで、もうひと缶、古いスプレーが登場する。
これが、よくなかった。
ダマになる。
始めてしまったら、後戻りがきかない。
強行突破を図る。
塗り重ねることで、トータルでムラが目立たなくなることを目指す。
もはや、厚塗りを厭う局面ではない。
ぼってり。
しかも、このざま。
いつもどおりにマスキングはできているはずなので、原因は厚塗りしかない。
せめて、もっと早くテープをはがしていたら、あるいは影響は小さかったかもしれない。
テープの表面から浸みこんだように見える個所もあるのだ。
テープの選定を誤った可能性も、ある。
ふつうだったら、捨てるところだ。
IPAに漬けて塗り直すだろう。
しかし、手戻りも厄介だ。
赤い車体色は、厚塗りだ。
下地の白色との段差が、そこそこある。
だから、白色を筆で塗り直すことにした。
表面張力を活かしながら、塗料を流し込んでいく。
2~3度塗り重ねれば、はみ出していた赤色を隠すことができる。
面倒だし集中力も要求されるが、塗り直すよりは早い。
ただ、この赤塗が許せるかどうかは、別の問題だ。
帯色は直せる。
赤い車体色は、活かすか?
それとも、捨てるか?
はがしたら、永遠にお蔵入りしそうな気はしている。
だったら、このまま進めていったほうが、いいかもしれない。
100点満点への道は閉ざされ、せいぜいが40点だったとしても。
"にほんブログ村”へはこちらから。
これは、先日塗った帯色の「白3号」。
いただきモノの缶スプレーで吹いたので、いくつかダマになってしまっているのだ。
なにせ、10年以上前の缶スプレーだからね。
中の圧力が下がっているのか、それとも塗料の粘度が高くなったのか。
いずれにせよ、きめ細かな霧にはなりにくいのだ。
だから、こういうことも起こりうる。
それでも慎重に吹き付けて、やや梨地といった按配で塗りあげた。
この画像の部分もペーパーをかけ直したから、周りと同じように仕上がった。
そこで、図にのった部分は、ある。
「古い缶スプレーでも、なんとかなるさ」
帯をマスキングするために、幅の広いテープを切り出す。
幅は1mm。
「齢をとると目が利かなくって」
職場の先輩の愚痴を思い出す。
このように切り出すと、どうしても幅の違いが出てくる。
だから、このように拡げて不良品はハネておく。
準備万端か?
帯の位置、すなわち車体裾からの高さは目見当で決めた。
側面の窓からやや低い位置を目安に、貼ってゆく。
左右の側面で、窓の高さが違うモノが出てきて慌てる。
歪んだまま組んでしまったらしい。
思わず、投げだしたくなる。
日が暮れるのが嫌なので、帯のマスキングは4輌分までしか進まなかった。
テープの断面にホコリがついてしまうのも嫌だから、とりあえず、塗ってしまおう。
ここで、もうひと缶、古いスプレーが登場する。
これが、よくなかった。
ダマになる。
始めてしまったら、後戻りがきかない。
強行突破を図る。
塗り重ねることで、トータルでムラが目立たなくなることを目指す。
もはや、厚塗りを厭う局面ではない。
ぼってり。
しかも、このざま。
いつもどおりにマスキングはできているはずなので、原因は厚塗りしかない。
せめて、もっと早くテープをはがしていたら、あるいは影響は小さかったかもしれない。
テープの表面から浸みこんだように見える個所もあるのだ。
テープの選定を誤った可能性も、ある。
ふつうだったら、捨てるところだ。
IPAに漬けて塗り直すだろう。
しかし、手戻りも厄介だ。
赤い車体色は、厚塗りだ。
下地の白色との段差が、そこそこある。
だから、白色を筆で塗り直すことにした。
表面張力を活かしながら、塗料を流し込んでいく。
2~3度塗り重ねれば、はみ出していた赤色を隠すことができる。
面倒だし集中力も要求されるが、塗り直すよりは早い。
ただ、この赤塗が許せるかどうかは、別の問題だ。
帯色は直せる。
赤い車体色は、活かすか?
それとも、捨てるか?
はがしたら、永遠にお蔵入りしそうな気はしている。
だったら、このまま進めていったほうが、いいかもしれない。
100点満点への道は閉ざされ、せいぜいが40点だったとしても。
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新川3号と申します。
今回は、記事の内容で少し気になる事がありましたので、コメントさせて頂きました。
缶スプレーですが、冬場など温度が低い時は缶の気圧が下がり、安定した吹き付けは困難になります。
また、古い缶も缶内部の気圧は下がっている可能性が高いです。
その際、ぬるま湯等に湯せんをした後使用すると、気圧が安定するそうです。
少し試してみては如何でしょうか?
個人的な書き込みで、申し訳ありません。
では、失礼させて頂きます。
コメントありがとうございます。
たしかに、温めると効果がありそうですね。
まだまだ、古い缶スプレーがごろごろしているので、こんど試してみます。
愉しみなことをお聞きしました。
なにせ、缶スプレーは苦手なものでして。
追伸
サイトを拝見しました。
2600系は、いちばん京阪電車らしい気がして興味があります。
でも、乗ったことがないのですよ。
旧塗装のうちにいちど乗りにいきたいですね。