盗聴器

知らない会社の会議室か
休憩室のような場所にいる。
休憩中なのか、あまり話もせずに、
知らない人たちテーブルを囲み座っていると、
静かに中年の見知らぬ男性が入って来る。
私がその人に気が付いて、
知らない人だが、来客か偉い人だと思い、
頭を下げようとするのを制して、
静かにと言うように黙って口に人差し指を当て、
そばの椅子の上に静かに上がり、
エアコンの通気口らしい所を開け、
中から何か取り出す。
その時、私のそばに座っていた
眼鏡をかけた見知らぬ男性が
ようやくその男性の行動に気付き、
「部長！」と言って立ち上がる。
すると、部長と呼ばれた人は
「こんなところに盗聴器があったよ。」
と、言いながら、私たちにそれを見せてくれる。
ビックリしているうちに、目が覚めてしまった。



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