何故か、私が歩いて空港まで行くことになって、母が見送りながら、途中まで一緒に歩いていくらしく、
２人で住宅街の中にあるような細い道をを歩いている。
丁度、大きな通りに出た時、
サロンバス風の大型バスが速度を落とし、
すぐそばの横断歩道で停まったのに気付く。
そのバスには制服姿の飛行機のパイロットらしい人と
客室乗務員風な人達が乗っているのが見える。
母がそれを見て、私を引っ張るようにして急いでバスに近づき、
「空港まで行くのですか？」と彼らに聞く。
ビックリしている彼らに、お構い無しに
母は「この子は歩いて空港まで行くつもりなのですよ。」
と彼らにさらに言い、
「ほら、バスだと空港までどれくらいかかるか聞きなさい。」
と私に向かって言う。
仕方なく、私も
「バスだと何分くらいで着くんですか？」と聞くと、
ようやく、運転手が
「１５分ぐらいですかね。」と答えたとたん、
信号が変わって、バスは動き出してしまう。
「歩いて行くと言ってるのに、乗せてくれればいいのにね。」
と母が言うのだが、
私は、規則で多分そういうことは出来ないのではと思っていた。
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