自転車と試験

自転車を押して知らない町の道を歩いている。
何かの試験を受けに何処かへ行くらしい。
途中で、知り合いのＳさんに会う。
Ｓさんも同じ試験を受けるらしく、
試験の話をしようとして教科書のような本を開くと、
見知らぬ初老の男性が通りがかり、
私達の見ている本を覗き込み、
その中の地図に出ている図を指差し、
「ＯＯ山（ＯＯは覚えていない）は試験に出るぞ。」
といきなり言う。
「え～～。そんなの出るんですか？」
とＳさんが驚いたように言うと、
「ＯＯ山脈とかも絶対出るはず。」とその人は言う。
その人が行ってしまってから、
Ｓさんと２人で「覚えないと！」と言いながら歩いていて、
ふと、自分が自転車を押していないことに気が付く。
何処かへ忘れてきてしまった！と焦り、
Ｓさんに「試験が終わってから探したら？」と言われたのだが、
無くしてしまっては困るので、
今来た道を戻ろうとしているうちに目が覚めた。