よしんば、景気が緩やかにでも回復基調してるとしよう。
いくら個人消費が過去30年無いくらい落ち込んだ7月も、消費税の反動だとか想定内だから安心だとか大臣が言ったとしてもだ。
で、「労働者派遣法改正案を閣議決定」
自分の探し方がよくないのか、午後2時の時点でネット上じゃ朝日新聞と共同通信しか見つけられなかった。
まぁ、あれだけ鬼の首を取ってたから意図的に報道しないなんてことは無いだろうとはおもうけどね(笑)
29日午前の決定だから、まだ取材できてないのかもしれないしね。確証がないと誤報になっちゃうもんねw
とまぁ、詳しいことはyahooニュースの
労働法改悪後の未来予想図
を読んでもらった方がいいけど、ありていに言うと、派遣社員の派遣期間を3年としてたのを止めて延々と派遣で雇っちゃおう、ということ。
つまり、安くて雇用打ち切りが簡単にできる社員をもっと増やそうじゃありませんかぁ~というわけで、働く身になってみると現在正社員の人も派遣の人も誰も得をしません。
だって、無理して正社員を雇わなくても派遣さえ入れとけば、ずっと使えるし打ち切りちらつかせりゃ黙っちゃうもんねぇと、やりたい放題なわけですわ。
派遣とか非正規とか正社員とかの賃金格差やら待遇格差を問題にすると、自業自得だとかその道を選んだのだから仕方がないだとか、非正規は無能だからとか、それくらいの評価をされてないから、だとか頭を疑うような意見がネット上で見られるけど、これからは新卒から派遣とか、新卒から非正規社員とか、普通に出てくるわ。
選ぼうにも20代前半の若者には「貧乏人」という道しか残されてなさげ。たとえ、いい大学を出たところで、恣意的な評価でリストラされるような社会になりそうだ。
しかも、いまでも就職のエースカードは「新卒」だからそれの効力さえ効かなくなる。
優秀な人が金を稼いで裕福な生活ができる、それは別に否定はしない。
しかし、あまたの凡人が貧困におちいることは社会としてまっとうなわけがない。
国力だの国益だの言って、貧困層の拡大や知的レベルの低下は度外視するあたり、右翼と称される人たちの頭の悪さがにじみ出てる(現閣僚含む)
ちなみに自分は正社員だから、年収数百万だから、毎年きちんと業績上げてるから、とノホホンとしてる貴兄には
次は自分? 「黒字なのに2割クビ」納得できるか
を熟読されることをおすすめする。
そりの合う上司に恵まれる、というのが今後最大の課題になるかもしれないね。