北部九州福岡県にとって対馬海峡を通っていくコースは、台風の東側になるからあまり良くないのだけど、今回それほど無茶には吹かなかった(うちの近所限定だが)し、雨も台風の北側と南東側でひどかったみたいで、ちょうど間をすり抜けた感じ。まぁ、何事もなくてよかった。
宮崎で竜巻被害があったらしいけど、台風銀座と言われるくらいしょっちゅう通過する宮崎とはかなり離れてるコースだったのに、なんか近くを通ったのに何もなくて申し訳ないくらい普通の台風だった。ま、その中で仕事だったんだ。
世間様は三連休だったけど三日間とも天気はパットしないし、台風まできたから残念ね、と昨日一昨日と仕事に精を出した自分はちょっといぢわるな気持ちで、秋分の日は完全ゴロゴロモードでガチに一日の70%は横向きに過ごしてた。ふふん
とまぁ、連休があったとしてもどこに行くってこともなく、したいこともなく、だけど、しなきゃならないことはいっぱいあって、庭の草刈りとか庭の草むしりとか、庭の雑草取りとか、ま、そんなところ。草刈り機の刃が丸くなったから新しいのを買って来なきゃとか、倉庫いっぱいに溜まったダンボールを焼かないととか、その際にお湯沸かして雑草の根を枯らさなきゃとか、裏の空き地から不法侵入してくるクズとか(葛根湯とか葛餅とかのクズ)を撲滅させないと、これ敷地内で繁殖したらかなり厄介もの。とか、アマゾンで買った電動チェーンソーで裏の空き地から伸びてくる木の枝を切ったり、おふくろが考えなしに植えた、いちょうの木も結構伸びたから切り倒さないといけないし(しかもブロック塀沿いに植えてる、これって根っこが張ったら塀を倒しそうだし)ともかくも家の周りにはすることいっぱい、外装の塗装も塗らないといかんし。
んでもって、娘が生まれる二ヶ月前に買ったスズキのワゴンR、人間なら高校二年生。娘が高2だから当たり前だが、とうとう後部座席のドアが閉まらなくなってしまった。カチンとハマるユニットが馬鹿になったみたいで、ロックどころかビヨヨンって遠心力でオープン・the・ドアー。こりゃ流石に迷惑。右折するたびに荷物も人も転げ落ちる羽目になる。ってリアルで転げ落としたわけじゃない。仕方がないから、道具箱で探してきた棕櫚縄(シュロ縄、案外便利、農作業しない人には用事はなさそうだが)でパカンパカンしないように適当に結びつける。年中半ドアだ。11月には車検だからその時一緒に修理してもらうつもり、だったのだけど、嫁が8月に転職して、職業は同じだけど通勤が片道20キロくらいに伸びて、嫁の車(マツダデミオ)も10万キロ超えてたから、こりゃワゴンRを買い替えてそっちに嫁を乗せるか、と、いろんな意味で伏線が貼りまくられてきた。
なんというか、嫁の収入が8月が無くって、車検で済ますつもりが、数年走れればいいからと思っているものの、数十万円の出費増になるは、娘の修学旅行のお小遣いに、コツコツ貯めてた500円貯金を供出されるは、ちょいピンチ的な感じ。
給料は上がらないのに、出て行く金はいつも派手におさらばだ。これ以上税金取られたらと思ってる端から消費税が待ち受けてる。
誤解のないように最初に断っておくけど、一般的に言われてるような支持政党は持ってないし、職場組合の押してる議員の名前なんかも全く知らない。毎回、是々非々なスタンス。というか、この人が良いという推しではなく、この人のほうがまともっぽいかなぁ、くらいの引きスタンスが最近のもっぱらになってる。
で、立憲民主党の枝野が消費税減税に消極的的なニュースとかがツイッターとかで流れてくる。野田元総理と会派を組んだとか、野党共闘も煮え切らないとか、随分言われてる。立憲民主党を一人で立ち上げた時に、緑のたぬき党を「これじゃない」と思った人々が熱狂した枝野には「草の根」という言葉があったが、ここ最近、聞いてない気がするのは、自分が知らないだけなのかもしれない。政治家を無条件に推しまくるってことはしない自分だけど、これは結構イケるんじゃないか、と思ってた。そしてたぶんその考えは変わってない。けれど、なんだよなあ。
日本社会には空気レベルくらいの普通に上下の差が存在してて、御政道はオカミのすることで、口出しはならぬ、という、不遜な空気も蔓延してて、政治に無関心ってのは若い人たちだけの話じゃなくって、もはや日本文化、お箸でご飯くらいのお家芸だったりしてて、弱者が必要以上の我慢を強いられても、個人的には手を差し伸べても(ボランティアとかね)それのために政府に楯突くことはあまりしないってのは、弱者の再生産っぽくて、じつは日本長年の宿痾で病膏肓に入ちゃてるのじゃないかな。だからこそ、上の人である政治家が緑のたぬきに弾かれて草の根のところまで降りてきたって感じたんじゃなかろうか。
ま、それはそれとして、その後、野党第一党まで立民はまるまると太ってしまった。いや、太らなきゃ政権は取れないし、太らせるためにみんなは一票を投じるわけだけど、余計なものもくっついちゃった感。「組織」ってやつだ。
それぞれの議員は何かしらの組織に支持だとか推薦だとかをもらって政治活動をしてるわけで、当然ながら既存の組織には組織の特有な権利保護やら利権やらがもれなくついてくる。議員は一義的にこれらの代弁者で、後のことはオマケみたいなもの。これは与党とか野党とか、国内とか外国とか関係ない。議員民主制ならば至極まっとうな話。
枝野が結党当時に言ってた「真っ当な政治」はこれらも含んでるわけで、利害の対立で起こる議論の対立も政治の範疇であるわけで、だからこそ、太った立民の党首は軽々に「草の根的」発言ができなくなってしまう。最近はやってることが昔の野党っぽくなって所謂「空中戦」の様相で、政策なんちゃらとかイデオロギーがどうのこうのとか、まるで分厚い取り扱い説明書のような事になってますですな。
で、言い方悪いけど、国民の草の根なんて家電製品の取説なんて一行も読まない人ばかりで、あれもできますこれもできますって書いてても、いつもの使い方しかしない人ばかりなんで、便利な機能に気が付かない残念な人が大多数で、結構議員会派の人数合わせってのも大事なことなんだけど(金絡みだし)なんかごちゃごちゃしてるくらいにしか感じてないわけで、あまりにも短絡的って言ってしまえばそうなんだけど、今の日本がそうなんだから仕方がない。
野党共闘も大切だとは思う。あれだけバラバラだった自民党が一枚岩のように見えるくらい劣化したのは、安倍政権の(自民党議員に対する)強権恐怖政治で、その手法は小泉政権のまんまで、二十年ほど経って重鎮とか妖怪とか言われる人たちがあらかたいなくなってしまったからで、権力が集中しだすと、組織の方向はどうしても権力の中心へと向かうわけで、それは労組とかも同じ。共産党だけはバックボーンそのままだから、野党も距離を置きたがる。共産党は空気読まなくても良いからね。
長々と、面白くもないことをここまで書いて、昨日は寝落ちの体たらく。 ともかく消費税が上がってしまうのは避けれないし、出費は多くなるから困ったのう、という筋書きだったはずなのに、いつもの明後日方面に話が飛んでってる。 仕方がないので今度はれいわ新選組について、書こうと思う。