なんとかしてきてなんとかなった

つれづれなるままに、つぅつぅれろれろ

久しぶりの円安

2014-09-07 20:08:17 | 日記
あちこちのニュースサイト。

約6年ぶりだとのこと。一ドル105円。
あの一ドル70円台からするとずいぶん安くなったと思うのだけど、それでも6年ぶりの安値だという。
アメリカの雇用統計の結果が予想より悪かった、だから利上げの前倒しはない、と前向きに株が上がり、それを受けて円安というよりドル高な感じになったようだ。
なんかわかったようなわからないような。
ここ最近はアメリカ経済が好調のようで、金融緩和策で経済への刺激が効いている、らしい。
なんか歯切れが悪いのは、それでも6,2%の失業率で、雇用が伸びなかったから金融緩和を続けるだろうから株が上がるっていいことじゃないような気がするのだけど、それでも株は上がる、ドルも上がる。
ひとつはこのタイミングかどうかはわからないけど、ウクライナの停戦合意で、アメリカがロシアへの制裁を解除するらしい。
そうなれば、一応ロシアとの事を構えることはすぐにはないだろう、オバマも国内経済の活性化が優先事項だと思ってる節があるから、よそでのゴタゴタニ首をなるべく突っ込みたくはないはずだ。
イラクの「イスラム国」への一部空爆もとりあえず感が否めない。オバマは弱腰と批判されてはいるが、よそにかまける場合じゃないと思ってると思う。

で、円安だが、いかんせん今の日本にはあまり喜ばしくはない。
この間消費税が上がったばかりで、輸入品の値段が上がる。消費の冷え込みがより一層加速するかもしれない。
ガソリンもここ数週間下がりつつあったのに、高止まりするだろう。燃料費が上がれば生産コストはもちろん輸送費まで上がるのでコストをどこまで商品に転嫁できるかで、またしても下請け中小が苦労する。
しかも、7月の日本車の中国での販売シェアが軒並み下がったという。分析によれば新車価格が他より高めだかららしいが、かえって中国国民の消費の冷え込みを予見してる気がする。
とまぁ、あまりいい材料が見当たらない日本経済だけど、何年も量的金融緩和を続けてこれほど結果が出てこないのは、あまり効果がないのではないか?と疑りたくもなる。
企業にも個人にも言えるが、いくら金利を下げても、消費行動につながらなければ同じことだし、デフレにはあまり効いてない。お金が市場にあふれても物の価値は上がらず値段は下がりっぱなしだ。
お金が市場にあふれても、国民にいきわたってないから消費が増えず、物の価値が上がらない。物を買えないから、物に価値を見いだせないから、そんなところだろう。

経済のことはあまりよくわからないけど、金融緩和を今年中にやめるつもりだし、景気がよかったら前倒しで金利あげちゃうよ、ってスタンスのアメリカ連邦準備理事会がまともに見える。
ちゃんと考えてる気がするし。

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