なんとかしてきてなんとかなった

つれづれなるままに、つぅつぅれろれろ

朝日。読売。産経。政府。・・・醜いのう。

2014-09-12 15:49:56 | 日記
今日、お昼を食べるためラーメン屋に入った。そこにあった読売新聞を何の気なしに手に取ってびっくりした。3面まで朝日たたき(笑)
例の「吉田調書」に対する朝日の謝罪会見について、棲ざまじい勢いで叩きまくってる。産経は見てないけど、なんとなく想像はできる。
斜め読みしかしなかったけど、世界に恥をかいたとか、チェック体制が甘いとか、自説をアピールするため報道を捻じ曲げたのではないのか、とか書いてあった・・・きがする。食べながら斜め読みだからw

そもそも吉田調書は本人が公開しないでくれ、といってた物件だ。それが流出して朝日がスクープ、その後産経がすっぱ抜き。そしてこの吉田調書の公開とちゃんと段取りよくできてるね、と感じずにはいられない。
朝日新聞を擁護するつもりはこれっぽっちもないけど、そもそも、非公開の調書がなぜ、朝日に渡ったのか、しかもそれは間違っていて、その後産経が同じ調書を入手してそれは正確だったとは、古代宇宙人説とかフリーメーソンとか好きな人なら一言でこういうだろう「政府の陰謀じゃね?」って、たしかに朝日ははめられた感があるような気がしてならない。

朝日の色々な問題点は今に始まったことじゃないし、自業自得てきな話だし、今の政権が朝日憎しとしている右翼内閣であるのは間違いないし、と、それは何ら不思議はない。はめられたとしても間違ったら謝るべきだし、ちゃんと社長が頭を下げたのは一定の評価ができる。
しかし、読売と産経が、再び鬼の首をとって朝日を非難するのはどうかと思う。というか、おまえらも主義主張のために報道捻じ曲げてるだろ~って言いたい。
以前にも誤報というのはいくらでもやらかしてる。だいぶん前の小沢一郎たたきの時なんかひどいものだった気がする。いちいち詳しくは覚えてないけど、同じようなこと書いてるところがあった。

朝日謝罪会見でハシャグ読売、産経の”トンデモ誤報”集

これを読んだらひどいこと(笑)

それよりも何よりも、昨日の記事に書いた「ネオナチ」のほうが問題だと思うのだけど、政府もここぞとばかり菅元総理と朝日たたきに余念がなさそうだ。
で、いくら政府が嫌いな新聞社だからといって、メディアを貶めることはやっていいことだとは思えない。
間違ってましたごめんなさい、で訂正すればいいことだし、それによって不利益をこうむった人がいるなら、保障なりすればいい。
しかし、それこそ言論の自由に抵触しかねない話である。読売、産経の朝日たたきも上に書いたとおり自身の言論に対する姿勢を棚に上げてのはなしだ。彼らも言論の自由を軽視してるとしか思えない。
自分はこの三社、どれも嫌いだ。それぞれ、自前のパトロンのために世論を操作している驕りと欺瞞に満ちている。だから、それぞれ攻撃しあってつぶれればいいと思ってる。
しかし、それと言論の自由を尊重することとは話が全く違う。

この朝日と読売、産経の醜いやりあいを見てると、日本のメディアには矜持が存在しないのがよくわかるし、それを嬉々としている人がどれくらいいるのだろうと、空恐ろしくもある。

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