鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

今までのことは何だったのか、と思う時

2019年09月24日 00時00分52秒 | 仕方




ニホンミツバチを3群、観察しているのだけれど、それぞれの群れに1~2ヶ月ほどのサイクルで盛衰の波があるような気がする。
いま出入りが一番盛んな群れは、やはり巣の大きさも一番なので、重箱式の最上段1段を切り離して採蜜した。
二段一度に採っても良いような蜜の充実ぶりだったけれど、そんな鬼のような所業は行わない。
やつらにとっては雪国の冬を越えなければならない大事な備蓄なのだから。
ハニカムにはほとんど蓋がなされていて、蜜はねっとりと濃い。
すごい粘度で、糖度計を見てびっくり。
79度以上あれば合格の80度超えが理想的という蜜がなんと81.8度。
何度か測るうちに82度を超えることもあるという壇蜜、いやさ秀蜜。
7月31日にも巣が十分大きかったから採蜜したのだが、77度くらいだった。
仕方なしに扇風機を当てたり、小さい網戸のようなものを作ってバットに入れた蜂蜜の上にかぶせてシリカゲルを敷き詰めたりしたがうまくいかなかった。
漬物樽に除湿剤を入れて、その上に網を乗せ、その上にタッパーに入れた蜂蜜を置くという方法で、何とか79度を超えさせることができた。
そういう試行錯誤が単なる錯誤の無駄でしかなかったような結果が今回示された。
十分な強群から9月に1度だけ、貯蜜ハニカム全体に蓋がしてあるのを認めてから採蜜すべきなのだ。
闇雲に採蜜して3kgも採れたなどと喜んでいた。
発酵し始めて泡が出たのをスプーンですくったり、再度漉したり、糖度を上げるための装置を工夫したりしたのは何だったのだろうと思う。
売っているわけではなく、能書きを垂れながら、周りに差し上げ配っている段階だから苦情もこない。
ここでようやくにして、どこに出しても恥ずかしくない、売っても良いほどの蜜が採れた。
アカリンダニ対策を施したり、暑さ対策に空気抜きの蓋を工夫したりしたことは良かったに違いない。
待ち箱を自作して始めたのが6年前で、初めてミツバチが入ったのが4年前だけれど、また夢が広がるのか、近未来現実は厳しいのか、とにかくとにかくようやくの気分。
コメント (2)
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