



オニゼンマイ(鬼薇)が、わが家の池の縁や竹藪の下に生える。
食用のゼンマイと比べると、確かに見た目が鬼の様相で、だからか誰も手を出さない。
でも食べられないことはないそうだ。
それにしても羊歯といい薇といい、すっと書けたら嬉しい漢字だ。
ゼンマイ干しが始まった。
山で採ったら頭に付いている綿を取り除き、茹でて、干して、揉み揉みを繰り返し、カラカラモジャモジャに干からびさせて保存する。
数ヶ月経つとアクが無くなるというのだったか、ヒジキ(鹿尾菜)の乾燥させたものとよく似た見た目となる。
ウチでは干しゼンマイを戻して食べるのは正月料理としてだけだったような気がする。
私は大好物だけれど、戻し方も難しく、その前に手に入れることもまれで、今や食べる機会は少ない。
コゴミ(屈)は屈と書くのか。
それより散歩中に他所様の放置された畑とか、信濃川沿いの崖上農道から見下ろす河川敷には、採られることもなく伸びてしまったコゴミが沢山観られる。
これが開き切ったらクサソテツ(草蘇鉄)だ。
近所の同級生が言うには、山で採れる山コゴミじゃないと旨くないそうで、そういう理由があったか。
数日前に前のニイチャンが裏山からの帰りにやってきて呉れたので、言われたように茹でてマヨネーズをつけたり鰹節を振りかけ醤油を垂らしたりして、食べてみた。
味はほとんどないものという認識だったけれど、ほんのり苦くて食べやすく、野菜には違いないからせっせと食べて1食にこの量を完食してしまった。
胡麻味噌和えなんぞにもしてみたら良かったのに、と後で悔やんだけれど、自分で採りに行ってまで食べたいほどの食材でもない。
もうすぐワラビ(蕨)も出てくるけれど、これのおひたしも大好物。
アク抜きをしなければならないので、自分で調理しようとまでは思わない。













































