ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

オーシャンズ12

2006年01月04日 | 映画(あ行)
(原題:OCEAN'S TWELVE)
【2004年・アメリカ】DVDで鑑賞(ともや評価:★☆☆☆☆)


1960年に公開された「オーシャンと11人の仲間」をリメイクした「オーシャンズ11」の続編。
今回は完全なるオリジナルストーリー。

ラスヴェガスのカジノから1億6000万ドルが盗まれて3年。カジノのオーナーであるテリー・ベネディクト(アンディ・ガルシア)は、事件がオーシャン一味の仕業によるものと知る。復讐を誓うベネディクトは、まっとうな人生を歩もうとしていた11人の居所を突き止め、2週間以内に利子を付けて返済するよう脅迫する。久々に顔を合わせるコトになる11人。追い詰められたダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)、ラスティー・ライアン(ビラッド・ピット)、ライナス・カルドゥエル(マット・デイモン)たちは、ベネディクトへの金を返済のためにアムステルダムへと向かう…。

【前作「オーシャンズ11」を観た時のともやの覚え書き】
11人いるキャラクターがまったく描かれていないため、11人いる必然性がまったく伝わってこない。
ラスベガスを停電させるなんとか爆弾といった、いきなり登場するリアリティのない設定にドン引き。
この映画にジュリア・ロバーツは必要?

そんな感想だったので、この続編にはまったく興味ナッシングでした。
でも話題作でもあったわけだし、一応観ておかないと思ったのでしたが…。
やっぱり苦痛な2時間でした。

ちなみにともやは泥棒映画は大好きだし、この作品におけるスティーヴン・ソダーバーグのカメラワークとか大好きです。
でも…好きなモノが合わさると大好きなモノになるわけじゃないという良い例かもしれません。



こういう泥棒映画って各キャラをしっかり描いて、それぞれのプロフェッショナルな部分を魅せるところに醍醐味があると思うんだけど、今回もその辺は曖昧で、盗みの部分の描写もかなりおざなり。
ジュリア・ロバーツ演じるテス・オーシャンが、ジュリア・ロバーツの偽物を演じるというのも何だか痛たたたた。

劇中音楽が素晴らしかったのがせめてもの救いです。


オーシャンズ 12 特別版 (初回限定 BOX仕様)

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る


オーシャンズ 12

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る


オーシャンズ12
サントラ, オルネラ・ヴァノーニ, デヴィッド・ホルムス, ローランド・ヴィンセント, ピエロ・ウミリアーニ
ワーナーミュージック・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


Ocean's Twelve
soundtrack(輸入盤)
David Holmes、Dave Grusin

このアイテムの詳細を見る


オーシャンズ12 [FF-5086] [ポスター]

トライエックス

このアイテムの詳細を見る

ドラムライン

2006年01月04日 | 映画(た行)
(原題:DRUMLINE)
【2002年・アメリカ】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)


アメリカン・フットボールのハーフタイムショウなどでお馴染みのマーチング・バンドを題材にした学園青春ムービー。

主人公はニューヨークのハーレム育ちの青年デヴォン(ニック・キャノン)。天才的なドラム・テクニックを持つデヴォンは、その才能を認められてアトランタのA&T大学に奨学金を得て入学し、名門マーチング・バンドに入る。入部早々鮮やかなテクニックで周囲を圧倒するデヴォンだったが、自らの才能に溺れた言動がバンド・メンバーや監督との軋轢を生んでいく。しかし、ダンスチームのレイラ(ゾーイ・サルダナ)と恋に落ち、啀み合っていたリーダーのショーン(レナード・ロバーツ)とも互いに認め合うようになり、デヴォンは少しづつ成長していく。そしてライバル校であるモーリス・ブラウン大学との優勝を賭けた対決が始まろうとしていた…。

先日観た「アメリカン・パイ in バンド合宿」では、バンド部にいるのはオタクって表現がされていたけど…いやいやどうして、バンド部ってめっちゃ体育会系です。
見所は何といっても足並みそろったマーチング・シーン。







「チアーズ!」などでも同じコトが言えるんだけど、こういう綺麗な演舞は下手なアクション映画を観るよりも面白いです。



そしてその才能を認めながらも、チームの和を乱すデヴォンを許せないコーチのショーン。
この2人が次第に心を通わせていく様は、ステキです。
青春っていいなぁ。

監督はチャールズ・ストーン三世。


ドラムライン

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

このアイテムの詳細を見る


ドラムライン
オムニバス, A&Tドラムライン, Qザ・キッド・フィーチャリング・ジャーメイン・デュプリ, ジョー・フィーチャリング・ジェイダキッス, JC・チャゼズ, ピティ・パブロ, セリーナ・ジョンソン
BMGファンハウス

このアイテムの詳細を見る

ペイチェック 消された記憶

2006年01月04日 | 映画(は行)
(原題:PAYCHECK)
【2003年・アメリカ】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)


フィリップ・K・ディックの原作を題材にしたSFサスペンス。

物語の舞台は近未来。フリーのコンピュータ・エンジニアのマイケル・ジェニングス(ベン・アフレック)は、ハイテク企業と短期間の契約を結び、極秘プロジェクトに参加することで常に高い報酬を得ていた。彼の仕事は他社の技術を盗み出し、それを再構築し、より凄い商品を作り出すこと。ただし、プロジェクトが終了すると機密漏洩を防ぐため、そのプロジェクトに関わった期間の記憶を消されていた。ある日、マイケルはハイテク企業オールコム社からあるビッグ・プロジェクトに依頼が舞いこむ。報酬は9200万ドル。仕事の期間は3年間。今までに8週間の記憶削除しかしたことがないマイケルは一瞬躊躇うが、結局引き受けることにする。そして3年後。マイケルは巨額の報酬を受け取りに行くと、そこには【報酬を辞退する代わりにこの紙袋を受け取る】という自分のサイン入りの契約書と20個のガラクタが入った紙袋を受け取ることに。3年間の間に何があったのか? 自分は何を作っていたのか? そんな不安を抱くマイケルを、FBIとオールコム社に雇われたエージェントが追い掛ける。マイケルは20個のガラクタで窮地を脱しながら、事件の真相を探り始める…。

ジョン・ウー監督の作品でなければ、かなり満足な1本。
でもこの作品はジョン・ウー監督故に、ちょっと不満足になってしまっている。



そりゃバイクでのチェイスシーンは格好良かったし、物語も面白いんだけど…例のお約束がないのである。
ジョン・ウー監督といったら、鳩と二丁拳銃とスローモーションでしょう!
鳩は1カットだけ意味無く(本当に意味無く)使われていたけれど。



ベン・アフレックはどこで二丁拳銃を魅せてくれるの?
と期待していたけれど、披露してくれたのは棒術のみ(しょぼぼぼぼ~ん)。



ひょっとしてヒロイン役のユマ・サーマンが二丁拳銃?
と思っていたけれど、生物学者という設定故、それほどアクションは無し(しょぼぼぼぼ~ん)。
なんだか不完全燃焼ざます。



ちなみに話は変わりますが、以前にエイプリルフールネタで、記憶を映像化できるマシンが発明されたというのがありましたが、こういう技術はいずれ実用化されるんですかね。
(かなり本気で信じましたよ、このネタは)

こんな映画のような機械を使わずとも簡単に記憶をデリート(物忘れが激しい?)できてしまうともやには無用に長物ですが、こういう未来が来ると楽しいですね。

監督はジョン・ウー。


ペイチェック 消された記憶

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


オリジナル・サウンドトラック「ペイチェック/消された記憶」
ジョン・パウエル
ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


PAYCHECK(「ペイチェック 消された記憶」輸入盤サントラ)
John Powell
SOUNDTRACK

このアイテムの詳細を見る


ペイチェック―ディック作品集

早川書房

このアイテムの詳細を見る

感染

2006年01月04日 | 映画(か行)
【2004年・日本】TVで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)

ジャパニーズ・ホラーを代表する6人の監督が結集し、世界を視野にホラー映画を競作する新レーベル【Jホラーシアター】。
その第1弾として本作は、院内感染の恐怖を描いたホラー作品。

経営危機に陥り、まともな治療も出来ないまま多くの患者を抱えるとある病院。建物の老朽化も進み、医薬品や備品も足りない劣悪な環境に、患者ばかりか医者や看護婦の心身も限界に達していた。そんな中、入院患者の一人の容態が急変する。急いで対応に当たる医師の秋葉清一(佐藤浩市)と魚住晴哉(高橋政伸)だったが、ふとした不注意から患者を死なせてしまう。明らかな医療ミスに動揺し、事故の隠蔽を図る医師たち。そんな混乱する医師たちを尻目に、今度は内臓が溶け始めた急患が運び込まれてくる。未知のウィルスに冒された謎の患者によって、悪夢のような一夜が始まる…。



ボタンを掛け違えているような、別のフィルターを被せて物語を観ているような、そんな違和感が常に付きまとうホラー映画。
普通だったら、未知のモンスターが出現してパニック映画になりそうなのを、力業でホラー映画に押しとどめた作品。
個人的にこういう怖さは好き。



ともや的には変に幽霊とかより、こういうちょっとイッちゃってる人の方がめっちゃ怖い。
いや、星野真里はめっちゃ可愛いんですけど。
他にも外科医になりたい小児科医の男とか、ちょっとずれた描写がめっちゃ怖い。

ちなみにブランコの描写には、どんな意味があったんだろう?

監督は「パラサイト・イブ」「催眠」の落合正幸。


感染 プレミアム・エディション

ジェネオン エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


「感染」「予言」オリジナル・サウンドトラック
川井憲次 ?島邦明, 川井憲次, ?島邦明
3Dシステム

このアイテムの詳細を見る


感染―J‐HORROR THEATER

角川書店

このアイテムの詳細を見る