ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

デビルマン

2005年10月08日 | 映画(た行)
【2004年・日本】DVDで鑑賞(ともや評価:!!!!!)

ちょうど1年前、多分映画史上最大級のバッシングを受け、文春が主催する日本のラジー賞とも言える文春きいちご賞を楽々と獲得した実写映画版「デビルマン」。
ついに観ちゃいました(てへ)。

同じ高校に通う不動明(伊崎央登)と飛鳥了(伊崎右典)は小さい頃から一緒によく遊んでいた幼なじみである。明は4年前に両親を亡くし、クラスメイトである美樹(酒井彩名)の家族に引き取られ穏やかな毎日を送っていた。そんなある日、了の父親である飛鳥教授は、南極地底湖のボーリング中に【デーモン】を呼び覚してしまう。それは他の種族の体を乗っ取りながら進化し続ける、邪悪な魂を持った知的生命体。次々と人間を乗っ取り始めたデーモンたち。やがて明の体にもデーモンが侵食する。しかし、明はデーモンの姿に変身し驚異的な戦闘力を有しながらも、人間の心を持ったデビルマンとなった。彼は愛する美樹と人類を守るため、デビルマンとしてデーモンと戦うことを決意する。しかし、デーモンの脅威に怯えた人類は悪魔狩りと称し、人間と悪魔の区別もつかないまま互いに無差別な殺戮を始めてしまう…。

「デビルマン」といえば、ともやが小学生の時に、親戚の兄ちゃんの部屋で原作マンガを読んで以来、怖くて夜トイレに行くのが怖くなってしまったというトラウマを形成した初めての作品。
もちろんTVシリーズなどもリアルタイムで見ていたし、その後の未完のOVAシリーズなども観ている大好きな作品。
そこそこいい大人になったし、原作と映像作品が別物だというのは嫌と言うほど判っている。
でもこれは本当に酷すぎるよ。
『どんなにつまらない映画でも面白い部分を探してそこを楽しめばいいじゃん!』というスタイルで映画を鑑賞してきたけれど、予想を上回る非道さ。
だから★はおろか☆さえも付けられない作品です。



『学芸会並の棒読み台詞』『PS以下のCG』そんな論争が当時よく挙がっていた。
「キャシャーン」や「キューティー・ハニー」、「鉄人28号」など、原作とは別物だが、アレはアレでアリ! 
そういう楽しみ方を心得ていると自分では思っていたのだが、ごめんなさい、徹底的に叩きます。

世界的危機といいながらも、亀戸駅前のトイざらす近辺でしかロケをしてないんじゃないかと思われる映像。



PS「鉄拳」のオープニングムービー以下と思われる迫力のCGシーン。
この映画に3回も必要ある? と思わせる伊崎央登と酒井彩名のキスシーン。





宝塚歌劇団かよ!
そして宣伝とまるっきり違うシレーヌ。
このシレーヌのエピソードをあんなに軽く流すなんて思わなかったよ。



最後の明と了の対決シーンで、『人は一人では生きていけないんだ』と場違いな台詞を吐かせる稚拙…というか作品を何にも理解してない酷い脚本。

ある意味これは教材としてすべての人に観て欲しい作品かも。
俳優を志す者。
脚本家を志す者。
映画監督を志す者。
ゲームクリエーターを志す者。
いろいろな意味での反面教師として、この作品を作りあげてしまった邦画界の悪しき部分を見つめ直さなければいけないだろう。

監督は故・那須博之。

追伸。
アメリカでのデーモン騒動での映像で、【EXIT】って張り紙がしてある駐車場でのシーンでは大笑いさせていただきました。
10億円の予算をつぎ込んだって聞いてたけど、きっとこの駐車場のロケ場所は亀戸でしょ?
どこにお金をつぎ込んで制作されたのか考えながら観ると面白いかも?


デビルマン プレミアムセット

東映

このアイテムの詳細を見る


デビルマン

東映

このアイテムの詳細を見る


DEVISUAL ver.0 デビルマン解体新書-シレーヌ編-

東映

このアイテムの詳細を見る


DEVILMAN オリジナル・サウンドトラック(CCCD)
サントラ, 安川午朗
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ

このアイテムの詳細を見る


甦るデビルマン

夏目書房

このアイテムの詳細を見る


映画「デビルマン」公式完全バイブル

広済堂出版

このアイテムの詳細を見る

ショコラ/浜田翔子

2005年10月08日 | アイドル
本日入手した写真集。
ハマショーこと浜田翔子の写真集「ショコラ」

浜田翔子写真集

学習研究社

このアイテムの詳細を見る


詳しくは書かないが、表2見開きと表3見開きの写真セレクトがNICEなのである。
女性の美しい部分が何なのかというのを非常に判っているのである。
ハマショーの可愛い部分がどこか非常に判っているのである。

ハラショー!
ハマショー!
スパシーボ!

こういうのを見ていると、やはり写真集を1冊プロデュースしたい病が出てくるのである。
誰かともやにモー娘。の亀井…(以下略)

新声社という名の亡霊

2005年10月08日 | etc.
シトシトと、そして時に激しい雨足がアスファルトの地面を叩いている。
午前零時を回った深夜。
仕事を終わらせ終電に乗るために最寄りの駅を目指して歩を早めている。
ある商店街の外れ。
ふと、何かが気になって、通勤路からちょっと横道にそれてみる。
それはそこに存在していた。



雨に濡れるのにも構わず上を見上げてみる。
【(株)新声社】【月刊ゲーメスト】【コミックゲーメスト】の文字。
ビルの名前を見てみる。
間違いなく藤吉ビルである。
このビルから新声社が新社屋に移転していったのは、確か1996年のハズ。
なぜこんな看板がここに…。
軽い目眩に襲われ、現実と虚構の境目が曖昧とし始める。
もうすでに会社は倒産してしまったが、ここの世界ではまだみんながゲーメストを作っているのだろうか?
誘われるかのようにエントランスに入ってみる。
2階、3階、4階。
まったく別の会社が入っている。
まるで狐に騙されているというのか。
今は2005年なのか?
それとも1995年なのか?
混乱した頭で、ある一つの結論に思い至る。

…っていうか、ビルの管理人。
10年も昔の看板放っておくなよ!