ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

遊星からの物体X

2006年06月01日 | 映画(や行)
(原題:THE THING)
【1982年・アメリカ】TVで鑑賞(★★★★☆)


1951年に公開されたSFホラーの古典「遊星よりの物体X」のリメイク作品。

1982年冬。南極にあるアメリカ国立科学研究所・第4基地に在任しているマクレディ(カート・ラッセル)ほか越冬隊員たちは、犬を執拗に銃や手榴弾で追い回すノウルウェー基地の隊員に遭遇する。仲間にまで発砲してきたノルウェー隊員を射殺し、マクレディたちは犬を保護することになる。そして原因を突き止めるためにノルウェー基地を訪れたマクレディたちは、破壊され崩壊したノルウェー基地で不可思議な死体を発見する。いびつな形に変形した人間の死体。やがて、ノルウェー基地の隊員が、10万年前に飛来した巨大UFOを発見し、冬眠から覚めた宇宙人によって壊滅したことを知る。そして犬に寄生していた生命体が隊員たちに襲いかかる。陸の孤島とも言える極寒の地で、誰が宇宙人に乗っ取られたか分からない状況下、隊員たちは疑心暗鬼に駆られながら生存の道を模索する…。

もう何回目の鑑賞になるかな?
多分10回以上は観てるけど、やっぱり面白いよ。
リンチよりはカーペンターがツボだなぁ、ともやは。



24年前の作品ですよ。
面白い作品はいつ観ても面白いという見本ですね。



今観てもやっぱり素晴らしい頭クモ。
CGでは表現できないワビとサビがあります。

宇宙人に寄生されている人間は、吐く息が白くない…とかいろいろありましたね。

監督はジョン・カーペンター。


遊星からの物体X

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン

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The Thing(「遊星からの物体X」輸入盤サントラ)

Varese Sarabande

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■オリジナル作品はこちら

遊星よりの物体X《ニューマスター版》

アイ・ヴィー・シー

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遊星よりの物体X

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Thing from Another World/Take the High Ground(「遊星よりの物体X」輸入盤サントラ)

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■その後を描いたオリジナルストーリーのゲームはこちら

遊星からの物体X episode II (コナミ ザ ベスト)

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遊星からの物体X 日本語マニュアル付英語版

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■あの興奮を立体化?

Now Playing - Series 3 Box Set: The Thing - MacReady vs Dog Monster

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妖怪大戦争

2006年05月14日 | 映画(や行)
【2005年・日本】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★★☆)

日本の妖怪たちが総出演の大冒険ファンタジー映画。

ある牛舎で件が生まれ、恐ろしい予言を告げる。物語はここから始まる。今年10歳になる稲生タダシ(神木隆之介)は両親の離婚により、父親と4歳年上の姉と別れ、母親(南果歩)と祖父(菅原文太)と共に田舎で暮らす日々。ある日、タダシは神社のお祭りで、大勢の子供の中から【麒麟送子】に選ばれる。麒麟送子に選ばれた子供は、大天狗の山で大天狗が守っている伝説の剣を手にすることが出来るという言い伝えがあった。つまり世界の平和を守る正義の味方となれる子供なのだ。タダシは勇気を振り絞って山へ登っていくが、途中で怖くなって引き返してしまう。そこへ現れた古びたボンネットバス。そこでタダシは不思議な妖怪・スネコスリと出会うことになる。一方、古代先住民族の魔人・加藤保憲(豊川悦司)は、人間に捨てられた機械などの廃棄物の怨念と日本古来の妖怪たちとを、大怨霊ヨモツモノの力で混ぜ合わせ、新種の悪霊・機怪を作り出していった。そして、加藤の手先となった鳥刺し妖女・アギ(栗山千明)によって、日本全国の妖怪たちは捕獲され、機怪に姿を変えていくのだった。数日後、タダシは祖父に呼び出され再び大天狗の山へ向かう。彼を誘い出したのは祖父ではなく、麒麟送子の先導役、妖怪・猩猩(近藤正臣)だった。最初は怖気づくタダシだったが、彼らに悪意がないことを知り心を開いていく。そして、大天狗の山でダダシがついに伝説の聖剣を手にした時、機怪とアギが乱入し、なんと聖剣は折られ、すねこすりは拉致されてしまう。猩猩は世界の平和をかけて、川姫(高橋真唯)、川太郎(阿部サダヲ)、小豆洗い(岡村隆史)たちと共に、麒麟送子のタダシと力を合わせ、悪霊軍団に戦いを挑む決意をする…。

興行的には失敗したんでしょうけど、三池監督大好きっこなともやとしては大肯定。
しかもオープニングで件を出す時点で、『わぁ、マニアックな展開』とほくそ笑ませてもらいました。
(件については小松左京の小説「くだんのはは」を読むといいです。新耳袋でもくだんに関するエピソードが集められた巻があるので、読んでみるのも一興です。)



それにしてもタダシ役の神木隆之介は可愛いし、演技も上手いわ。
それともいじめっ子の演技が酷すぎるだけ?
もう説明的でしかも下手くそないじめっ子の場面にちょっとイライラ。



で、妖怪大集合です。
無駄に豪華なキャスティングです(笑)。
キッズムービーなんで、これはこれでアリだと思うのです。
でも大怨霊ヨモツモノと闘うのを恐れて散り散りになる妖怪たち。
最後は『やっぱり日本を守るんだ!』という心意気で都心に集結するならいいんだけど、祭と勘違いして集まって、その結果機怪と闘って…って展開がちょっと嫌。

やはり妖怪の移動手段はカラスに乗って…が基本ですね。
栗山千明のキャラクターもめっちゃカッコ良かったしね。

監督は三池崇史。


※でも神木といい宮迫といい、、川姫(高橋真唯)の太ももはそんなに触り心地がいいのか?(笑)


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妖怪大戦争

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妖怪大戦争~ある夏の冒険記~

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妖怪大戦争オリジナル・サウンドトラック
遠藤浩二, サントラ
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妖怪大戦争

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四日間の奇跡

2005年05月18日 | 映画(や行)
【2005年・日本】試写会で鑑賞(★★☆☆☆)

「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した浅倉卓弥のデビュー作を映画化。
切なくも優しいファンタジック・ラブストーリー。

主人公の如月敬輔(吉岡秀隆)は将来を有望されたピアニストだった。しかし5年前に、暴漢に襲われている楠本千織(尾高杏奈)を助けようとして、左手の薬指の神経を断絶。その日を境にピアノを弾くことを止めてしまった。如月が助けた少女・千織は、脳障害を持っており、激しい人見知りをする女の子。しかし、一度聴いた曲ならどんなに難しいスコアであっても弾くことが出来るという、天才的な素質を持っっていた。如月と千織は日本各地の施設を、千織のピアノ演奏で慰問することに心の安らぎを覚えていた。一方、キラキラと輝く海に浮かぶ島にある療養センターで働いている岩村真理子(石田ゆり子)は、一度嫁いだものの子供を産めない身体であったために離縁されてしまう。そんな真理子を支えたのは、同じ療養センターの医師・倉野順次(西田敏行)と妻・和枝(松坂慶子)であった。2人のやさしさのおかげで、今では患者たちに慕われ明るく働く真理子。そんな医療センターに慰問に訪れる如月と千織。実は如月は真理子の初恋の相手。真理子は2人の訪問を心待ちにしていた。演奏会が終わり、中庭の風車の下で遊ぶ真理子と千織。だが天候が急転し、突然の落雷が2人を直撃。傷を負った真理子の命は、あと四日間と宣告される。そこで起こる奇跡とは…。

ちょっと切なくなりたくて楽しみにしていましたが、障害を持った女の子が出てきた時点で、のほほんともやは辛口ともやに変更。
身内に障害を持った人間がいるともやにとって、『障害者を出しておけば感動するだろう』的な映画には、厳しくなるのである。
そして激しくネタバレしますので、要注意ですわ。

落雷のショックのため真理子と千織は心と身体が入れ替わってしまう。
千織の身体に真理子の心が。昏睡状態で意識不明の真理子の身体に千織の心が移ってしまう。
サブキャラクターだからしょうがないといえばしょうがないのだが、もうすぐ死んでしまう真理子の身体にいる千織の心配を誰もしないのが、ず~っと気にかかってしかたがないともや。
今まで千織の世話をしていた如月でさえ、千織の心のことをこれっぽっちも気にかけていないのだ。
劇中で真理子が『千織ちゃんが教えてくれた。私の身体は千織ちゃんが頑張っていてくれてるんで、何とか生きながらえているけれど、あともって1日だろうって』と如月に説明する。
だが真理子の肉体が死んでしまったら2人の心は元に戻る…という説明がないまま、映画は進行。
ファンタジー映画なので理屈とかはどうでもいいんだけど、物語の中でのルールは観客にしっかりと明示してくれないと、物語に入り込めないんですよね。
その説明がキチンとされていたらなば、かなり切なくなれた映画になったと思うんだけどなぁ…。
ただ、千織を演じた尾高杏奈の演技は、素晴らしかったです。
原作もちゃんと読んでみようと思います。
監督は佐々部清。

ちなみに今回は舞台挨拶で石田ゆり子と中越典子が登場。
『うわぁ~、可愛い~!』と思うともやに反して、周りの女の子たちから漏れる声は『細~い!』。
やっぱり男と女では見るところが違いますね。
そのまま司会者を交えてトークショウになったのだが、司会者がこの映画の【転】となる2人の心と身体が入れ替わってしまうというネタを喋ってしまったので、面白みがかなり半減。
それはこれから映画を観る観客の前で言っちゃダメでしょ。

公式HP:四日間の奇跡


四日間の奇蹟

東映

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四日間の奇蹟

宝島社

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四日間の奇蹟 オリジナルサウンドトラック
加羽沢美濃, サントラ
コロムビアミュージックエンタテインメント

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Eternally
平原綾香, 松井五郎, 島健, 西川進
ドリーミュージック

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