智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

家物語9、 窓、カーテンとの相性

2013年10月02日 | 家の設計、インテリア
外観的には、(家物語1と2をご参照ください)

人間のパーツで例えると、玄関は顔で 、

窓は、ネックレス、スカーフなど、アクセサリーだと思います。


分かりやすく、建築雑誌から写真を引用しますと、


このように建造物は、縦・横・斜めの「ライン」から構成されますが、

水平線を強調すれば、重心が下がり、広がりや安定感を醸し出しますが、

上へ伸びる縦を強調すれば、水平を分断し、高さや軽快感を感じさせます。

「斜め使い」は按配次第では、うるさく野暮になり、気をつけるべきです。


窓が垂直線で、屋根の軒先の水平線を刻み、「広がり感」を分断しますので、

家の正面側・南側の窓は全て、同じ幅で統一感を出しました。

北側は人目につかず、ダイニング・廊下・納戸と目的も多様で、バラバラでよしとしました。


内観的に、次のように悩みました・・・・

悩むと、ノートに描き始めるわけですが

これは、天井と屋根の軒天を、窓ガラス越しに連続させ広がりをもたせる案です。

写真は「京都迎賓館」。構造上、シャッターと両立できず、ボツ。

窓を壁や天井の枠一杯に切り取ります。

雑誌を参考にしますと

実際の生活上は、カーテンかブラインドを使用するわけで、

次の3枚は、米国ブラインド・メーカー「ハンター・ダグラス」のカタログから



枠一杯の「小壁の無い」窓は、枠内に納めるブラインドが似合います。

カッコいいのですが、なんだか「オフィス」みたいで、冷たく感じるような・・・

それで、

小壁を窓の両サイドに採って、カーテンを採用し

となりました。


「写真立て」と窓、問題は似ています。

左から、木枠、銀枠、装飾枠、プラスチック。

あなたは、どの枠が好きですか?

「プラ」は枠一杯の窓に似て、シンプルでクール。

枠がある場合、材質が木・金属・クリスタルなどで、質感が変わります。

私は、どれも好きで、甲乙つけ難く、それぞれに合わせて、写真を入れています。


そのようなわけで、窓もいろいろな美しさがあり、取捨選択を迫られます。

写真立ては、気分で変えられますが、窓はそうはいきませんので、大変です。


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