智の庭

庭の草木に季節の移ろいを感じる、日常を描きたい。

デカの会話より

2009年11月11日 | 日記
東京都現代美術館のそばに、下町の小さい中国料理店がある。

実家の近所ではあるが、わざわざ埼玉から訪れるのは、おいしいからである。

私は、雨で仕事が休みの夫を誘って、あの餃子を食べに出向くことにした。

私は鳥唐揚の黒酢あんかけ定食、夫は五目そば・チャーハンセット。

うまい!!!!

黒酢のあんが最高においしい!

これまで甘酢あんかけ料理を、日中両国で食べてきたが、最高、といってよい。

と舌鼓を打っていたら・・・・

「任意同行・・・・、6人の捜査官を導入・・・・」

という会話が、飛び込んできた。

思わず、聞き耳を立てる。


夫の背後の席に、男性2人連れが座った。

一人は中年、四角っぽい顔、黄色い顔色、目つきがきつい、黒っぽい服装。

もう一人は、若い、色白の面長、目は切れ長で鋭い、地味な服装。


お昼のテレビが、市橋容疑者逮捕を報じていた。

若い方が、上司に向かって

「なんで・・・(最初、取り逃がしたんでしょうね?)」

上司答えて、

「捜査官は6人導入されたが、任意同行で、逮捕するつもりなく油断したようだ。ローラー作戦で・・・・・」

会話続く・・・


私は、すっかり、耳をそばたて、目前の夫に、小さな声で

「あきちゃん、後ろの二人、デカ、私服ケイカンだよ!!!」

と口をパクパクさせると、

「夫は、分かっている、しーーーっつ」



食事を終え、中国出身の料理人のおやじさんに、大変おいしかったと伝え、店を出た。

「あきちゃん、どうして分かったの?」

「飛び蹴り、とか、武術用語がでて、これは普通の業界じゃない、と思った」

「私は、新聞もテレビも、6人の捜査官導入、までの情報を伝えていなかったし、

 任意同行などの専門用語が、会話に多かったからよ」

いずれにせよ、

デカの会話は、一般市民には、おもしろいのであった。

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