【千代の富士一代】 石井代蔵 文芸春秋
相撲通の元週刊サンケイ記者が書いた本。
「飛行機にのせてやる」千代の山が北海道巡業中の漁村で中学生を相手に口説いた。
磯舟1艘に一家の生計を託している家で、中学生はこの「飛行機」の言葉に強く惹かれた。
少年は、のちの千代の富士となる。
香車と呼ばれた上背のある兄弟子が北の富士。
やがて、この2人の相撲横綱人生を通じて栃若以後の日本相撲界がくっきりと描かれた。
現代っ子を感じさせる北の富士の暴力団事件も、彼の後援会長が右翼の大物であもあることから、そのつながりが浮かんでくる。
左肩脱臼の持ち主の千代に筋肉を鎧状態のようにして鍛え上げ、脱臼を防ぐという医術発想も面白かった。
千代の富士の大きな土俵入りと、豪快な投げ打ちが懐かしく思い出される。(20021009 )
相撲通の元週刊サンケイ記者が書いた本。
「飛行機にのせてやる」千代の山が北海道巡業中の漁村で中学生を相手に口説いた。
磯舟1艘に一家の生計を託している家で、中学生はこの「飛行機」の言葉に強く惹かれた。
少年は、のちの千代の富士となる。
香車と呼ばれた上背のある兄弟子が北の富士。
やがて、この2人の相撲横綱人生を通じて栃若以後の日本相撲界がくっきりと描かれた。
現代っ子を感じさせる北の富士の暴力団事件も、彼の後援会長が右翼の大物であもあることから、そのつながりが浮かんでくる。
左肩脱臼の持ち主の千代に筋肉を鎧状態のようにして鍛え上げ、脱臼を防ぐという医術発想も面白かった。
千代の富士の大きな土俵入りと、豪快な投げ打ちが懐かしく思い出される。(20021009 )
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