ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【平成23年 卯月の七五】東日本大震災 4月1日~7日

2011年04月22日 | 2011 暮らし雑感
4月1日
現在の農産物出荷制限は3回の検査で異常なければ解除することになった
「生活できない。安全性確認できれば出荷させよ」の強い声が背景にあるようだ。

早朝散歩でNPOのOさんに会う。
富岡町からの避難してきた方々への町でのボランティアの活動などを聞く。

米軍大型船が接岸 冷却の真水供給へのニュース

自衛隊と米軍、警察などで今日から三日間大規模捜索のニュース。
岩手から福島の沿岸や20キロ沖合いが中心。

● 枝野さん4月1日衣替え
官房長官が防災服を脱ぎ背広姿で記者会見。
「被災支援から復興という次の役割にも歩を進めており平常時の服装に着替えた」
暦が変わって首相も谷垣総裁も衣替えには右へ倣いのようだ。
なにを着ようと自由だろうが、なにが一体解決して衣替えとなったのだろう。
原発事故対応での防災服会見だと思っていたが、その事態収拾の明日がまるで見えないなか、むしろ状況は日々悪化しているようにも思える。
1979年のスリーマイル事故は今も監視状態にあると聞く。
現場最前線の作業は衣替えなどしていない。命がけの悪戦苦闘をしている。
早々の衣替えが組織に弛緩を与えないと良いが・・・。


【菜園】
キャベツに土寄せ追肥
花桃が満開
借畑の田に面した土手の上を除草 ぺんぺん草が増えている
ネギ坊主をぬく
庭の池の汚れた水草を取り、循環ポンプを稼動させ通水


41道府 県議選告示
NPOの後輩、35歳のT君が宣伝カーで出陣。
埼玉東14区は杉戸町、旧庄和町、松伏町が選挙区で定数1に対して3人の候補
が名乗り。その何れも杉戸町から出ている。
候補者の一人は71歳の現役の人だが、よくも悪くも長い間、何を地域にもたらしたのか誰に聞いても、はて、さてと解らない人。
お定まりのハコモノを作ったという話すらない。
もう一人は現役の町議をやめて立候補した人だが前回は町議選最下位で当選、その前は無投票当選で、とはじめから覇気が感じられない。
そして私の知る35歳のほうは町議経験もないNPO理事。
誰が当選しても、この地域に新しい風が吹くとは思えないが個人的にはよく飲んだこともある35歳に投じよう。


★ 風になどなっていないと死者が泣き
★ 不安院と叫びたい気にもなってくる
本日の朝日川柳から



● 地下水から出てきた濃度1万倍
一号機の建屋近くの排水孔。
その地下汚染水から放射性ヨウ素が濃度基準の1万倍検出されたという。
ガックリ。
一万倍と言われても想像力も見当もつかない。
見たくも、聞きたくも、触りたくもないニュースだ。

● 雪洞がなくてもパンダ見られれば
中国からのパンダ2頭が公開された。
上野公園はふだんの春なら雪洞があり桜の下で大宴会ありで賑わうが、石原都知事の一声もあってか花祭りは自粛。
でも、あのときも今回もパンダの人気だけは変わらない。


4月2日

● ものごとが動かない時会議増え
菅首相の行政手腕に疑問符のニュースが多い。
会議が乱立し主導権争いの様相も、とある。
司令塔なき復興の道とも批判されている。
3閣僚増枠も自民に提示するなど大連立など模索するが手順が後手後手。
一方の野党の方も相変わらずの政局睨みが先で、国難になにをするかでは動いてない。

★ 原発には口を拭って野党づら
本日の朝日川柳掲載からの一句。
朝日と読売の紙面比較で、こと川柳に関してはよみうり時事川柳のほうが、一段上のように思う。


4月3日

● 夫の服着て夫を捜す人
読売社会面の記事を読むと目頭が熱くなってくる。
巨大地震が石巻を襲ったとき、着ていたジャンバーを脱ぎ「寒いからこれを。後で追いかけるから」と夫は声を残し近所の家を一軒、一軒廻って避難を呼びかけていたという。
今年7月には金婚式の予定だった。
今日も慟哭のなか瓦礫から夫を捜す妻。


●1千萬 倍っていったいどんなバイ
炉心からタービン建屋へ、そこから立て坑への汚染水。
海中に流れ出たヨウ素が1000万倍と言う。
バンドラの箱から出た途方もない数字にただ唖然、呆然。

4月4日
読売世論調査
震災対応「大連立を」が64%。政府の原発対応評価せずが61%。
大連立で力をひとつにし増税を含めて財政を確保して日本の復興にという多くの声が浮き彫りになっているような結果だ。
同社説には
「国家の非常時である。与野党が一致協力して震災対策に取り組めというのが多くの国民の思いではないだろうか。野党側も真摯に応えなければなるまい」

中央公論5月号に「福島原発事故は政府による災害だ」というタイトルで、聞き手が田原総一郎で語り手が自民党・石破茂の記事があった。
「復興を担う内閣ですが、自民、民主を中心とした「救国大連立」しかないと僕は思います」「何人かの僕の頭に中に浮かぶ候補者に石破茂の名前があるんだけど」と田原。


● 穴詰めに新聞紙からおが屑も
2号機取水口汚染水止まらずのニュースに緊張が走る中、穴詰めに新聞紙の梱包やおが屑も投入と聞いて科学技術大国日本のリアルな力を知らされた。
気持ちはわかるが場当たりというか、万策も尽きたか。


4月7日
よみうり時事川柳から

★ 理事長の押しに八百長土俵割り
★ 支持率はただちに影響ない数値

チューリップが一斉に庭で咲き出す。ビオラ、パンジーも盛り。
一緒の畑を借りているIさんが地主のKさんからの里芋の種芋をもらったとのことで、分けてくれる。溝堀の準備。

カミさんと八柱霊園へ墓参。
ちいさな墓石は損壊もなくホッとする。周囲の墓に側石などの倒壊が見られた。
どこの駅も節電中でエスカレーターが使えず、けっこう疲れた。
帰ってから昼寝。

福島原発、水素爆発の可能性あり窒素封入作業を1週間続けるとのこと。
計画停電は4月は終了と宣言。やや明るいニュース


読売埼玉版の記事
 長引く避難生活 富岡町民に健診。
 杉戸、幸手、宮代に160人の避難された方々がいるが、その内20人が受診
 したとのこと。

23:22 震源地 宮城沖 宮城で震度6  m7.4 深さ40キロ
















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