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能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

カープ球団創立70周年 中國新聞で「あの日あの時」の連載がスタート!津田一男さんのスピットが生きています

2020年01月26日 | カープ大好き!

カープ球団創立70周年・・・中國新聞で「あの日あの時」の連載がスタートしました。
第1回の特集は、1975年10月15日。
東京・後楽園球場で球界の盟主読売を破り、「球界のお荷物」とまで呼ばれたカープが初優勝を遂げた時の記録がまとめられています。
友岡真彦記者が担当。
なかなかの名文です。
友岡記者の大先輩、故津田一男記者のスピリットがしっかりと引き継がれていて嬉しく楽しく読みました。


中國新聞は4月から26年ぶりに購読料を値上げするとのこと。
その分、しっかりカープの報道をしてくださいね(笑)。
友岡記者のがんばりに期待大です。

津田一男さん・・・
シーズン中、カープが連敗したり、不甲斐ない負け方をした時、必ず読むのが津田一男さんの1975年10月16日の中國新聞の「球心」を読みます。
去年は何度も何度も読むことになりました・・・涙。
今でも中國新聞のスポーツ欄に、「球炎」としてカープの試合の翌日に掲載されています。

津田さんは、カープ創成期からカープを取材し続けた中國新聞のカープ番記者。
その生涯をカープのために捧げたジャーナリストです。

唯一、親会社を持たない市民球団カープ。
本当にビンボーでした・・・
カープ結成時、リーグへの加盟金も払えない、選手への給料は遅延、選手寮の家賃や光熱費が払えない、選手は遠征時には満員の汽車の通路に新聞紙を敷いて寝る・・・

「セリーグのお荷物球団」と蔑視されていた貧乏球団カープ。

そのカープが、1975年、読売巨人軍を破り、セリーグ初優勝。
津田さんは、涙をぬぐいながら、後楽園球場のネット裏で、この名分を書いたという伝説が伝わっています。

「広島の街は喜びの人々であふれていることだろう。よかった。本当によかった。」
ここで、必ず涙が出てきます・・・。

改めて、カープスピリットの原点・・・津田さんの名文を紹介させていただきます。

強じんな雑草 いま大輪の花
球心 津田一男

真っ赤な、真っ赤な、炎と燃える真っ赤な花が、いま、まぎれもなく開いた。
祝福の万歳が津波のように寄せては、返している。
苦節26年、開くことのなかったつぼみが、ついに大輪の真っ赤な花となって開いたのだ。

カープは春の初め、はち切れそうなつぼみをつけても、開くことのない花であった。
花の咲かない雑草であった。
来る年も、来る年も・・・

原爆に打ちひしがれた広島の人びとの心のよりどころに、と結成されたカープ。
カープは原爆の野に息吹いたペンペン草、踏みにじられ、見捨てられても、屈することのない雑草であった。

それ故にカープファンは、いつの日か花開くことを夢見て、愛し続けてきたに違いない。

海の向こうからやってきたルーツおじさんは、この雑草を一年間じっくり観察した。
そして、二年目、「咲かせてみせましょう」と乗り出し、入念な手入れをすませると、さっさと帰っていった。

つぼみは日ごとに赤みを増し、生き生きと膨らんでいった。
水枯れの夏にも屈せず、台風の秋にも折れず・・・十月十五日、つぼみはついに真っ赤な花を咲かせた。
なんと長い、待ちに待ったその瞬間であったことか。

宙に浮く古葉の姿が涙にかすむ。
古葉もまた泣いていることだろう。
浩二はお立ち台で、コブシで涙をぬぐっている。
そして外木場が、大下が、三村が・・・
みんな抱き合って・・・

広島の街は喜びの人々であふれていることだろう。
よかった。
本当によかった。

そして、この喜びを、今は亡きカープを愛した人々に告げ、喜びをともにしたい。

カープを、いまわの際まで愛し続けたみなさん、見ましたか、カープのきょうのこの快挙を。
この一年、不撓不屈、明るく勇ましく、一丸となって戦ってきたカープの集約された姿がそこにありました。

強運の大下がたたいた、あの先制点。
この1点、守り切るぞーとまなじりを決して投げた外木場。
あとは任せておけーと不死身の金城。
そして最後にはホプキンスの3ランがついに、ついに、「V1」へのさん然と輝く栄光の橋を手ごたえも確かにかけた。

あの虹の橋を何度夢見たことか。
その虹の橋が、いまはゆるぎない鉄の橋となり、その上で赤い帽子のナインが、涙の笑顔で手を振っている。
幾万ものファンがその下で万歳を繰り返している。

真っ赤な花、炎と燃える真っ赤な花がそれである。

昭和50年10月16日 中國新聞朝刊


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楠木新さんの新刊「定年後のお金 貯めるだけの人、上手に使って楽しめる人」・・・悔いなし、貯金(遺産)なし

2020年01月26日 | 本と雑誌

金融庁の「老後は2000万円必要」という発表は国内に大きな混乱をもたらしました。
(そんなことはみんなアタマの中で薄々とは分かっているのに・・・)


「定年後」がベストセラーになった楠木新さんの新刊が出ました。

定年後のお金 貯めるだけの人、上手に使って楽しめる人
楠木新著  中公新書  840円+税


多くの定年本が、ファイナンスの話が中心なのですが、同書で著者は言います。


お金は単なる交換価値にしかすぎない


日本人は死ぬ間際が一番お金を持っている民族と言われています。
やりたいこともやらず、好きなことも我慢して、お金を貯め込んでいくというライフスタイル・・・しかも、株式や投資信託などではなく、郵貯、銀行預金でシコシコ貯め込んでいきます。
でも、ホントに、それでいいの?


著者は問いかけます。
お金を有効に使って、人生を楽しもう・・・ただし、収支管理をしっかりとして・・・
というのが同書の趣旨ということになると思います。


目次
第1章 老後不安の正体 原因はお金ではない
第2章 財産増減一括表 まず自分の財産を知る
第3章 固定費を見直す 使わなければ金は貯まる
第4章 老後不安と投資を切り離せ 投資とはそれほど重要ではない
第5章 老後資金は収支で管理 資産寿命をどう延ばすか
第6章 お金を有効に使う 人間関係に投じる


著者は、老後不安の正体は、お金の問題ではなくて、自分の中にある未来に対する不安であるのではないか、と分析しています。
この前提では、多少貯金を増やしたところで不安はなくならないということが出来ます。


であれば、人生をもっと楽しもう!と著者は言います。
小職の友人知人も、定年後にバイク免許を取ってハーレーに乗り始めたり、ずっと念願だったヨーロッパツアーに出かけたり、バイオリンを買って音楽教室に通いはじめたり・・・みんなそれぞれ幸せそうにしています。
彼らを見ていると、「お楽しみは、これからだ」という情熱が伝わってきます。
楠木新さんの言う「黄金の15年間(健康寿命と言われる60歳~75歳)」を思いっきりエンジョイしています。


その前に、自分の財産をしっかり把握すること、そのために、財産増減一括表を作って分析したり、固定費を見直したり、投資とは距離をおいたりすることを薦めています。
財産増減一括表は、個人版の貸借対照表、BSです。
資産、負債、純資産を「見える化」しようという取り組み・・・なかなか良いアイデアだと思います。


キャッシュだって、有価証券だって、ゴールドだって、不動産だって、あの世に持っていくことは出来ません。

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さんも言われています。
(死ぬ間際に・・・)「悔いなし、貯金(遺産)なし」
「お金は使わなければ、ただの紙切れ」
「人・本・旅」(に投資して、人生を楽しむ)


終活・・・もっともっと楽しまないと損だなあと強く感じた楠木新さんの新刊でした。
お楽しみは、これからだ!


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診断協会の研修会に来ています・・・今日のテーマは飲食店コンサル 結構ベタです 中小企業診断士魂!

2020年01月25日 | マネジメント

今日は、中小企業診断協会の研修会。

休みの日ですが、自己研鑽はかかせません。

日本政策金融公庫の融資課長のお話と飲食店コンサルを専門とする中小企業診断士の先生。
診断士の先生は、自ら20店舗の飲食店を経営しながら、飲食店専門の診断士としてコンサルティングを展開されているとのこと。
説得力、あります。
 
なかなかベタで実務的な内容・・・面白いです。
 
飲食店や小売業は身近なだけに、誰でも評論家になれる分野。
みんながコンサルタントになれる世界です。
 
そこでプロコンとして差異化するのは、やはり計数や必殺技。
FLR比率やQSC、ポーションダウン・・・武器をいただきました。
 
 
しっかり学んで帰ります。

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中華そば専門店「十八番」・・・広島県福山市の老舗ラーメン店の尾道ラーメンに舌鼓!地域密着のラーメン職人さん

2020年01月25日 | グルメ

このお店を訪れるのは20年ぶりくらい・・・懐かしいです。
広島県福山市の老舗ラーメン店・・・中華そば専門店「十八番」。

ロードサイドにあり、タクシーやトラックの運転手さんの人気店です。
老舗の味を守りつつ、お客さんの期待に応えながら、経営を続けていく・・・。
昨今では新規開店して一年ももたず撤退していく飲食店が多い中、本当にすごいことだと思います。


豚の背油、細麺、醤油味・・・尾道ラーメンです。
地域密着のラーメン職人さんの長年の努力が積み重ねられた味・・・。


久々の十八番のラーメンに、ちょっと感動です。
ごちそうさまでした!また、来ます!


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新幹線さくら555号 出発は55分 ラッキーナンバーは「5」です(笑)

2020年01月24日 | 旅行

出張での仕事も無事終了。

新幹線での帰還です。
 

予約を入れたところ、さくらを取ることができました。
JR九州の自慢の車両。
 
「みずほ」は、「のぞみ」クラス。
「さくら」は、「ひかり」クラスに該当します。
さくらは、ひかり料金で4列シート・・・停車駅は多少多いのですが、広々として、ちょっとお徳な気分です。
 


乗車したのは、55分発の、さくら555号。
ラッキーナンバーの5が並び、こちらはちょっとラッキーな気分です。
 
新幹線の中は、読書タイム・・・珈琲片手に至福のひと時です。

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働き方改革が会社や職場を混乱に陥れる・・・前門の虎、後門の狼・・・がんばれ!経営者と人事労務担当者!

2020年01月24日 | マネジメント

政府、厚生労働省が推進している働き方改革。
年次有給休暇の計画的取得(原則5日間)、長時間労働の是正、同一労働同一賃金の実現・・・。


法律や通達などを読み込んでみましたが、「これって現場でどう対応するの?」という???しか出てきません。
現場で働く労働者、管理監督者、経営者・・・机上でアタマのいい人たちが考えたシステマティックな理想論にしか見えないというのが感想です。
壮大な理念や夢はよく分かるのですが、これを現実のものとしようとすると、かなり大変なことになる思います。

適応できない多くの中小企業は倒産、人が集まらず人手不足による解散ということになると思います・・・それでなくても事業承継問題でたいへんな思いをしている経営者がたくさん存在しているのに・・・。


今回の労働基準法を中心とした法改正は70年ぶりの大きなウェーブ。
どう対応していくのか、その対策がたいへんです。


しかも多くのエコノミストが予測する東京五輪後の景気の減速・・・。
消費税も10%に上がり、米中貿易戦争やブレグジットによる世界経済の後退・・・タイミング的には最悪です。

政府の言う「非正規(社員)というコトバをなくす!」
意気込みは伝わってきます。
「不合理な格差」があることも重々理解できるし、現実の職場で何が起こっているかということも分かっています。


政府、厚労省による法改正の条文を読んだとき、最初に思った素朴な疑問が、これってどこから賃金原資を捻出するの?ということ。
生産性を向上させて経営の効率を上げて利益を創出し労働分配率を上げていくことが大切というのは、経営の教科書に書いてあります。


それが出来なくなった日本の企業、組織は、変動費としての非正規社員を増加させ、今や正社員6に対し非正規社員4というところまで来ました。
小泉政権の時に竹中経済担当大臣により勧められた新自由主義の結果です。


パートタイマー、アルバイト、契約社員、派遣社員・・・。
感覚的には、正規社員の半分の賃金で働いています。
そこで浮いたお金を企業は内部留保を回す、正社員でさえ賃上げはしない、成果主義の名のもと月例給、賞与は上げない・・・それを、BSの右下部分に貯め込んでいきました。


平成の時代・・・失われた30年。
この間、米国や欧州の賃金は2倍から3倍に上がりました・・・。
欧米の働き方改革は30年前に実現されています・・・
置いていかれるニッポン。

そんな背景の中から出てきた働き方改革。
今度は、官僚と学者を中心としたテクニカルな改革ということが出来ると思います。
厚労省のホームページにも同一労働同一賃金を自社で進めていくための方法論やツールがアップされています。
職務評価、要素別点数法、ワークシート、均等均衡チェックリスト・・・
これらも学者さんの、机上の空論的なものが多く(失礼!)、現場でそのまま使えるようには思えません。
法律だから当然に遵守しなければなりません。

ある日、パートタイマーさんが社長のところへ来て、
「私と正社員のAさんとは毎日同じ仕事をしているのに何で私の給与は半分で、賞与ももらえないんですか?」と質問される・・・。
今回の法改正では、社長は書面を中心に真摯に説明しなければなりません。


このインパクトに対応するためには、経営者・使用者としてやらなければならないことは、多岐にわたります。


対応策1 労使のコミュニケーション・・・もうこうなったらオープンブックマネジメント、経営の透明化で労使がいっしょになって会社を潰さないための協調努力を積み重ねていくしかありません。


対応策2 明快な人事労務制度の確立・・・求められる人材像を掲げ、人事フレーム、賃金表、就業規則などの規程類を整備していかなければなりません。


対応策3 納得度の高い人事評価制度の導入・・・成果を出した人、プロセス努力をした労働者が報われる人事考課制度が必須です。若年層を中心に人が集まる会社にしていかなければなりません。


対応策4 業務改善、効率化による生産性の向上・・・賃金原資を確保するためには生産性を上げて粗利(売上総利益)を上げていくしかありません。限界利益の考え方を社内に浸透させ、RPAやAI、システム情報化などを進めていかなければなりません。


対応策5 労働時間の短縮・・・有給休暇が取れる会社、労働時間が短い会社にしていかなければ、今いる社員が辞めていったり、外から新しい血を入れることが出来なくなってきます。

対応策6 中期経営計画、ビジョンの策定・・・働き方改革を実現するためには少なくとも5年~10年かかります。そのためには、中長期のロードマップが必要で、かつ従業員に浸透させていかなければなりません。


対応策7 女性活躍推進、外国人労働者、シルバー社員の活用・・・少子齢化により労働力人口が大きく減少していく昨今、新たにヒューマンリソースの獲得は必要不可欠です。


対応策8 アウトソース、外注の活用・・・協力企業とのコラボ、アウトソーシングなどにより、労働力の他社代替化の検討、推進が求められます。最終的には、ドラッカーが提唱した経営機能だけの会社を目指すことです。


対応策9 雇用形態を増やさない・・・労務管理のコストを下げるためにも正社員プラスアルファの雇用形態に抑える必要があります。来年、労働者派遣事業法も改正されるため、派遣社員からパートタイム労働者や有期雇用労働者へシフトしていくことが理想です。


対応策10 社労士やコンサルタントの活用・・・現状最小限に絞り込まれている人事労務スタッフだけで働き方改革の社内整備を進めることは、かなり難しいと思います。間接部門の正社員を増やすことはコストアップに繋がります。外部のチカラを借りることが良いと思います。


対応策11 社長が腹をくくる・・・会社を守る、社員を守る、ゴーイングコンサーンとしてなくてはならない会社にしていくと腹をくくることが必須です。今、コンピニの経営者がたいへんなことになっていますが同じ図式になってくると思います。これから、経営者は労使の間で苦悩する割に合わない仕事になってくると思います。明るく前向きに楽しく会社を引っ張っていく・・・それしか経営者の進む道はないと思います。


社長や人事労務現場での実務力、マンパワー、人員からすると、かなり厳しい状況だと思います。
そのうち、地裁あたりで若手の判事が見せしめ判決を出して、社長や人事労務担当者をビビらせるということも考えられます。
本当に大変な時代になってきました。


働き方改革倒産、同一労働同一賃金倒産を回避していくためにも、社長が先頭に立って会社の方向性を示し労使一体となって会社を存続させていく・・・それしか道はないと思います。
社労士として支援出来ることから一つひとつ手をつけていきたいと思います。


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はじめての競艇ウォッチ・・・泊まったホテルの前は・・・競艇場でした(笑)ナイターでボートレース開催されていました

2020年01月23日 | 旅行

生まれて初めて、ライブで競艇を見ました。


出張先のホテル。
チェックインして、8階の部屋に入ると、いきなりバイク音???
 
カーテンを開けてみると、そこには、いきなり、競艇場・・・笑。
 
 
初めてライブで見るボートレース。
大井競馬場のトゥインクルレースのようにナイターで競艇をやっているんですね。
 
5艇が爆音を響かせながらコースを周回・・・なかなかの迫力でした。
でもこの凄いスピード・・・競艇選手も命がけです。
 
レースは一時間ぐらいで終了。
ふたたび静かな海辺に戻りました。
 
 
平日の夜ということもあり、競艇場にはあまり人がいなかった感じです。
 
競艇が部屋から見れるホテル・・・ボートビューホテル・・・ロイヤルボックスみたいです。
競艇ファンにはたまらない全国でも唯一のホテルだと思います・・・爆。

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瀬戸大橋を渡って四国入り・・・全国的に梅雨のようなお天気・・・暖冬が続きますね

2020年01月23日 | 旅行

四国に出張です。

瀬戸大橋は何度も渡っているのですが、いつもワクワクします。
子どもみたいです・・・笑。
 


 
いざ、讃岐、丸亀へ。
 

丸亀製麺は、神戸が本社なので、この地とはあまり関係がないそうです。
 
でも、「マルガメ」という地名は、「寿」な感じで縁起が何となくいい響きですね。
 
 
仕事を仕上げて、讃岐うどんを食べて帰りたいと思います。

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2020年、女性の半数が50歳超え・・・未来の年表 人口減少日本でこれから起きること 撤退戦を戦うニッポン

2020年01月22日 | 本と雑誌

少子高齢化を取り上げた河合雅司さんが書いた「未来の年表」。
40万部を超えるベストセラーになりました。
「未来の年表2」も刊行され、少子高齢化が加速する日本の未来図が示されています。

2018年 国立大学が倒産の危機に・・・一部ですが、経営統合が進んでいます。
2020年 女性の半数が50歳超え
2021年 介護離職が大量発生する
2023年 企業の人件費がピークを迎え経営を苦しめる
2024年 全国民の3人に1人が65歳以上
2033年 三戸に一戸が空き家に
2040年 自治体の半数が消滅
2042年 高齢者人口がピークを迎える
2065年 外国人が無人の国土を占拠する
そして、
西暦3000年 日本の人口が2000名に・・・
ちょっと想像もつかない撤退戦を戦い抜いた日本の近未来の姿が啓示されています。

「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」
「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」
河合雅司著 講談社現代新書

著者の河合さんは、産経新聞社の論説委員で大正大学客員教授。
憂国の士として、「静かなる有事」に対処するための方策もまとめています。

日本の人口減少カレンダー・・・。
かなり、ネガティブなストーリーが展開されます。
これに対して、第2部では、「日本を救う10の処方箋」で10の解決策を提言します。
小さくとも輝くニッポンにしていくためには、AIやロボットといった夢物語に頼るのではなく、現実的な対応が必要だと説きます。


1.高齢者を削減・・・高齢者の定義を75歳以上とする
2.24時間社会からの脱皮 不便さもまたよし
3.非居住エリアを明確化 歩きたくなる街を目指す
4.都道府県を飛び地合併
5.国際分業を徹底 得意分野だけに資源を集中する

6.匠の技の活用 目指すはイタリアモデル
7.国費留学生で人材育成
8.中高年の地方移住推進
9.セカンド市民制度を創設 第二の故郷をつくる
10.第三子以降に1000万円給付 まず、お見合いの復権を

基本的なコンセプトは、「戦略的に縮む」「豊かさを維持する」「脱東京一極集中」「少子化対策」という4つの柱。


最終章では、「未来を担う君たちへ」という若者たちへのメッセージを送っています。
同著で語られるニッポンの未来の半分でも現実化すると、かなり悲惨な状況になります。
しかしながら、イタリアのようなデザイン、アート、ブランドで国際的競争力を持つ国に特化することにより、ちょっと尖がった国を目指すべきという意見には賛成です。


「未来の年表2 人口減少日本であなたに起きること」では、「戦略的に縮む」というコンセプトを提唱。今、「できること」として以下の提言をされています。


「個人ができること」
1.働けるうちは働く 60歳で隠居は早すぎる
2.一人で2つ以上の仕事をこなす 副業、兼業 知識やスキルを!
3.家のに中をコンパクト化する 使う部屋と使わない部屋を分ける

「女性ができること」
1.ライフプランを描く
2.年金受給年齢を繰り下げて、起業する


「企業ができること」
1.全国転勤をなくす
2.テレワークを拡大する 通勤は機会損失


「地域ができること」
商店街は時おり開く 週末だけの商店街構想

世界一の長寿国になった日本・・・
70年以上にわたり、戦争、飢餓、内戦、パンデミックなどで国民の生命が大きく損なわれることはありませんでした。
徴兵制やハイパーインフレもないジパング・・・
そういう意味では、日本に生まれて本当に良かった、本当に幸せだと思います。
戦後の日本で最も不幸な出来事、3.11を今一度かみしめながら、
同書の訴求する未来の出来事を考えていかなければならないと思います。
今こそ必読の一冊だと思います。


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女子大初の建築学部建築学科 武庫川女子大学の挑戦 キャッチコピーは「日本の女子大を、更新しよう」

2020年01月21日 | 学問

ちょっとビックリしました。

女子大初の建築学部建築学科ができる・・・時代は変わりました。

関西の武庫川女子大学の挑戦です。

女性の鋭い感性で建築に携わる・・・アリだと思います。

 

キャッチコピーは「日本の女子大を、更新しよう」。

どんなアーキテクトが出て来るのか、楽しみです。


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