能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

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第六高等学校 岡山市にあった旧制高等学校 リベラルアーツのメッカだったナンバースクール 「青春感激」デカンショ節

2020年01月28日 | 受験・学校

JR岡山駅前で素敵な像を発見しました。

青春感激
この像は、旧制第六高等学校のOBが建立したものです。
 
岡山市には、旧制第六高等学校がありました。
ナンバースクールと呼ばれる「坂の上の雲」を目指すスーパーエリートが通う旧制高等学校です。
 
 今では意味が通じない・・・バンカラ・・・。
学ラン、マントに下駄・・・不器用ですから・・・。
今ではオワコンの世界です(笑)。
 
 
100年前の岡山市は輝いていました。
第六高等学校というナンバースクールを擁し、中国地方を代表する医科大学(国立大学医学部)を擁する学都でした。
一高は旧制東大、二高は旧制東北大、三高は旧制京大・・・ナンバースクールと呼ばれるエリート校。
 
中四国地方では広島市が中心と言われていますが、文化的学術的にはもともと岡山市が中四国地方の中心。
司法試験の試験会場も広島市ではなく岡山市で行われていました。
岡山市は、学都として他の追随を許さない文化的アドバンテージを有していました。
 
 
小職の祖父・・・第六高等学校で学びました。
当時の第六高等学校を卒業すると、ほとんどが帝国大学へ進学。
祖父は、法学部へ進学。
卒業後は、弁護士となりました。
当時、帝国大学法学部を卒業すると、司法試験を受験せずとも法曹になれたそうです。
 
日本酒が好きだった祖父。
晩酌をしながら、デカンショ節を歌っていたのを覚えています。
「デカンショ、デカンショで半年暮らしゃ、あとの半年は寝て暮らす~ヨイヨイ」。
 
デカンショとは、デカルト、カント、ショーペンハウエルのこと。
リベラルアーツ、哲学の基本。
 
酒を飲んでも、哲学する・・・なかなかカッコいいです(笑)。
 
 
坂の上の雲を目指すニッポン。
旧制高校というスゴイ文化がありました。
エリート教育は、こうあってほしいものです。
 
若者が、天下国家を語っていた時代・・・今、そんな若者はほとんどいません。
 
今からもっともっと大変な時代を迎えるであろう日本・・・旧制高校のようなリベラルアーツを学べる学校が求められていると思います。

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