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マネジメント理論を世のため人のために役立てるために・・・経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

「ビジョナリー・カンパニー」の著者ジム・コリンズさんのインタビュー 日経ビジネス誌の編集長インタビュー

2022年01月18日 | マーケティング

「マネジメントの父」ドラッカー博士の後継者と言われているジム・コリンズさん。

日経ビジネス編集長インタビューが、2022.1.17号で紹介されています。

名著「ビジョナリー・カンパニー」は、世界中の経営者、ビジネスパースンに大きな影響を与えました。

「ビジョナリー・カンパニー」シリーズは、世界で1000万部を超えるロングセラー。

昨年は、新刊「ビジョナリー・カンパニーZERO」が刊行され、スタートアップ企業、ベンチャー企業を取り上げています。

コリンズさんの思想の中心は、長期思考、ビジョン思考、未来志向、コンサバティブ。

真面目に地道に努力する日本の会社にも相性が良いようです。

 

このインタビュー記事、3回も読み返してしまいました。

ラインマーカーを引いたところを紹介させていただきます。

 

今後も「ニューノーマル(新常態)」など到来しません。

生きている限り不安定と想定外のショックの中を生きのびなければならない。

 

経営者に求められているのは建設的パラノイア(極度の心配性)の実践です。

事業環境が突然、劇的に変化しうることを想定し「こんなことが起きたら?」「あんなことが起きたら?」と問い続ける姿勢が必要です。

 

永続する組織をつくる最初のステップは「死なないこと」です。

常に十分な資金的バッファを持つことが重要です。

 

ハリネズミの法則は多角化を否定しているわけではありません。

①心から情熱が持てるみと、②世界一になれること、③経済的競争力を強化できることという3つの条件に該当する事業に企業の資源を集中させることを指しています。

 

パーバスの実現のために利益があり、その逆ではない。

自分が聡明であるより、周りを固める人財を重視せよ。

 

人間には、人生、仕事、クリエイティビティを価値あるものに捧げたいという根本的欲求がある。

 

このインタビューで最強のビジョナリー・カンパニーを聞かれたコリンズさん。

スリーエム社、アップル社を挙げた後に、一つだけ選ぶとしたら、それはワシントンポスト社あるとと答えます。

これもなかなか面白い指摘でした。

 

「最初に目的(何をすべきか?)を選ぶ」タイプの人間でしたが、「最初に人(誰とやるか?)を選ぶ」ほうが重要であることを学びました。

このインタビューの結論です。

誰といっしょにバスに乗るか?

これからのビジネス成功のキーワードであるように思います。

ビシネスパースン必読の特集です。


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