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広島県立美術館 ちょっとセレブなお金持ちのための美術館 格差社会を見ることができる公設スペース

2016年02月14日 | 美術館・アート

広島県立美術館。

広島市の中心部、上八丁堀にあります。

現在、「北斎の富士」展を開催中。

なぜ、今、北斎なのか?富士山なのか?

HIROSHIMAとの接点は何なのか?

ちょっと???

高齢社会でシニア層、シルバー層の来場が見込めるので、北斎といったところでしょうか?

昼時になったので、ランチにしようと見ると、「庭園レストラン」の看板が・・・。

県立美術館の中にイタリアンレストランが出店しています。

が、よくよく見ると、

ランチ 2、080円から・・・とのこと???

(ディナーは、食事だけで9、000円~とのこと???目が点です)。

上野の美術館でも世田谷美術館でも、その半額以下でランチがとれます。

広島の人は、お金持ちが多いんですね~。

ここでランチしているのは、高齢のシニア層が中心、若い人たちは美術館の外で食事するそうです。

学生や納税する働く人たちが、気軽に食べることができないパブリックスペースのレストラン。

この美術館の前にあるお弁当屋さんを利用しているんですかね~。

進行しつつあるニッポンの格差社会をシンボリックに現した現実に???でした。

ミュージアムショップも百貨店が出店・・・こちらもちょっとセレブ。

おそらく、この県立美術館の観客動員は伸びないように思います。

収支が悪化し、さらに税金を投入する・・・そんなヴィシャスサークルにならないようにしていただきたいものです。

 

バブル期に、広島にロシアのエルミタージュ美術館の分館設置の動きもあったようです。

もし、実現していれば、巨額のお金が動き、結構たいへんなことになっていたと思います。

その関係者の方がおられるのかもしれません。

 

広島県立美術館、広島県立現代美術館・・・地元の地方銀行が運営しているゴッホやルノワールなどのコレクションを持つ「ひろしま美術館」のマネジメントを参考にするとともに、パブリックでしか出来ない芸術、美術とは何か?について考えていただきたいものです。

いろいろな美術館を見てきましたが、アート以外のことをいろいろ考えさせられたのは、久々です。

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