能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

人類2.0 アフターコロナの生き方 新型コロナウイルスを転機として、新しい 国、社会、街、生活、働き方を変える

2020年09月11日 | 本と雑誌

セブンイレブンで買った一冊。

アイスコーヒーを買いに行った際に見つけました。

コンビニで本を買うのは、初めてかもしれません(笑)。

人類2.0 アフターコロナの生き方

小林慎和著  プレジデント社  1100円+税

 

新型コロナウイルス関係で、様々な本が出版されていますが、ビジネスに特化した 内容では同書が一番濃い内容になっていると思います。

著者は、bajjiファウンダ兼CEO。ビジネスブレークスルー大学准教授。グリー勤務やシンガポールでのスタートアップなどのキャリアを持っている実業家です。

様々なビジネスシーンを想定し、コロナ禍があたえる影響について具体的な記述をしています。

 

目次

第1章 働き方2.0・・・会議、対面、時間、通勤、営業、人事評価、採用、社員教 育などは、どう変わるか

第2章 ビジネス2.0・・・飲食、旅行観光、イベント、ライブ、広告、製造、不動 産などは、どう変わるか

第3章 お金2.0・・・家計、金融資産、国家予算は、どう変わるか

第4章 人類2.0・・・コミュニティ、街、東京、人類は、どう変わるか

著者の鋭い分析と、withコロナ、Afterコロナの予測が、なかなかのリアル。

興味深い内容になっています。

マーカーを引いた部分を紹介させていただきます。

 

・「働き方改革」を「働き方変革」にした新型コロナウイルス

・これからはオンライン会議がスタンダードになる

・対面 リアルで会うことは特別な行事 リアルは情緒的なもの

・移動がなくなり、細切れのスケジュールになる

・リモートトラスト・・・一度も会っていない人に発注できる信頼関係

・人事評価・・・心理的安全性をつくれる「草食系」が出世する

・人に忘れ去られてしまうと、このオンライン社会の中では生き抜いていくことが非常に困難

・覚えられていて、いつでも気楽にコンタクトされる人は稼げる人、埋もれてしま う人は稼げない人になる

・採用・・・「リモートワーク可」にしなければ、採用は困難になる

・オフィス・・・固定面積が1/3に激減 働く場所は外に広がる

 

最終章の「人類2.0」では、今回のコロナ禍を単なる「復旧」ではなく、「復興」に 繋いでいかなければならないと著者は述べます。

福沢諭吉の「学問のすすめ」が明治時代の迷える民衆に指針、ガイドラインを示したように、同書でヒントや方向性を示すことが出来ればと著者は言います。

自身の想いと、力強い筆記が伝わってきます。

まだまだ、どうなるか分からない新型コロナウイルスの状況・・・。

同書は、様々なイシューを提示しながら、考え、行動することの重要性を提言しています。

Withコロナの今、読んでおきたい一冊です。


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