東京の最後のまとまりのある土地・汐留。
都市再開発に失敗したと言われています。
きわめて無機質・・・人間が住み、暮らし、働き、遊ぶ場所としては、あまりふさわしい場所とは言えません。
地下鉄、ゆりかもめ、JR等の乗り換えも、とても不便。
地下二階、地下一階、地上・・・有機的な連動がありません。
ロボットが住む街・・・。
友人が何人か、汐留で働いているのですが、社食は満員、ビル内のレストランや食堂も満員、エレベーターにも乗れない・・・本当に働きにくい場所だと言っていました。
その中で、最も強力な存在が、ナイフの刃のような電通ビル。
西南西、東北東に向かって、その鋭い刃を向けています。
西南西には、資生堂の本社事務所、日テレビル、東北東には朝日新聞社・・・。
風水的には、隔角殺をはじめとして、かなり厳しい状況です。
風水は、古代より続く地理学。
京都・平安京の町づくりにも利用されたことで有名です。
汐留メディアセンタービルも、電通ビル側を丸くして、かつミラーガラスにして防御・・・。
風水では、香港における香港上海銀行と中国銀行の風水戦争が有名ですが、ここ汐留は、ちょっとその性格が違います。
電通ビルの刃が向いているのは、汐留メディアセンタービルと朝日新聞社、資生堂ビルに日テレビル・・・。
汐留メディアセンタービルには、電通の親会社である共同通信社が入っています・・・さらにその裏にはトッパンフォームズ・・・。反対側には、朝日新聞社・・・。親会社に刃を向け、マスコミを配下に置こうと鋭い刃(やいば)を向ける・・・。
誤報問題や販売不振といった朝日新聞が苦境に立たされはじめたのも、電通ビルが出来てからです。
電通のしたたかさを感じます。
このままいけば、すべてが共倒れ・・・。
汐留に本社を置く会社が、ちょっと心配です。
電通は、なんでこんなビルを建てたんでしょうね?
汐留の都市再開発・・・ここまで魅力のない都市となるとは、本当に残念です。
東京最後の「まとまりのある土地」だったんですが・・・。
これに比べると、丸の内、日本橋の都市開発は、本当に素晴らしいと思う昨今です。