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能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

稲盛和夫さんの成功の方程式「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」・・・死ぬまで心を磨き続けていくということ

2020年06月07日 | マネジメント

ベンチャー企業・京セラを一代で上場企業にした稲盛和夫さん。
稲盛ファンの一人です。
アメーバ経営や実学としての稲盛会計の書を定期的に何度も読んでいます。
稲盛さんは、KDDIの創設や、日本航空の再建にも取り組まれJAL復活、アジアにも稲盛イズムの信者が多数います。

その稲盛和夫さんが説く「成功の方程式」。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

この方程式は掛け算になっていて、一つでもゼロやマイナスがあると、「結果」を出すことが出来ません。
稲盛さんは、「考え方」「熱意」「能力」の中で、「考え方」が最も大事だと指摘されています。
その「考え方」をプラスに転じるためには、次のような状態が必要だと説きます。
・常に前向きで建設的であること
・感謝の心を持ち、みんなといっしょに歩もうという協調性を有していること
・明るく肯定的であるひと
・善意に満ち、思いやりがあり、やさしい心を持っていること
・努力を惜しまないこと
・足るを知り、利己的でなく、強欲ではないこと

神さまのような崇高な態度、姿勢、行動・・・なかなか難しいです。


見えざる神の手に委ねる資本主義社会、自由主義社会を生きていく上で、とても困難なことのようにも思えます。
渋沢栄一翁が遺した「論語と算盤」に繋がる稲盛イズム・・・高い倫理観、使命感、ビジョン、パッション、ロマンが求められます。


稲盛さんの哲学を一言で言うと、「心を磨く」ということになると思います。
死ぬときに最高の自分であるために、今この時の努力を積み重ねる・・・それが人生、仕事の結果に繋がる・・・。
稲盛さんの成功の方程式を、常に心に刻んでいこうと思います。


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秘伝の成功の方程式 昭和初期を生きた能率技師(経営コンサルタント)が残すサクセスの原理原則

2020年06月07日 | マネジメント

小職の書斎に飾ってある額縁・・・それは、日に焼けた一枚のメモ用紙。
今から四半世紀前・・・25年前に、小職の師匠から、喫茶店で書いてもらったメモ帳の切れ端。
その頃は、全然分からなかった謎の方程式でしたが、今、やっと理解することが出来始めた「記号」です。
今まで、いろいろな成功本やサクセスストーリー、ハウツー本などを目にしてきましたが、これ以上のコンセプトに出会ったことはありません。
まさに、わたしにとっての秘伝の成功方程式なのです。

師匠は、すでに亡くなりました・・・90歳を超える人生をまっとうされた仙人のような人。
わたしにとって、映画スターウォーズのヨーダのような存在です。
師匠は、日本で最初の経営コンサルタント(能率技師)上野陽一先生(1883年~1957年/産業能率大学創設者)の愛弟子。
それでも、決して威張ることなく、おごることなく実に笑顔の素敵なおじいさん・・・でした。
「能率技師」として、世のため人のため社会のために尽くされた先輩です。


当時・・・昭和時代初期・・・1900年初期は、「経営コンサルタント」という言葉はなく、「能率技師」と呼ばれていました。今でいうIE(インダストリアル・エンジニアリング)、科学的管理法(サイエンティフィック・マネジメント)、ガントチャートなどを習得し、クライアントの現場で改革、革新、改善活動を実現のものにしていたマネジメントの専門家です。

師匠・・・経営コンサルタントとして最も尊敬する大先輩。
その日に焼けたメモ用紙には、秘伝の成功の方程式が、書いてあります。

S={(E・E+CT+SA)DD}²

今から100年前に作られたと言われる「成功の方程式」・・・私の家宝でもあります。
それ作ったのは、日本で最初の経営コンサルタント(能率技師)上野陽一かもしれませんし、そのお弟子さんかもしれません。
わたし自身、いろいろと調査を重ねましたが、その著作者を明確にすることは出来ませんでした。

でも、その不思議な方程式は、底深い魅力を感じさせる何かがあります。

その師匠は、そのメモ用紙の中に、それぞれのキーワードの説明を加えています。

・・・成功(サクセス)
最初の・・・経験(experience:エクスピアリアンス) とにかく現場で経験を積み重ねろ!
次の・・・教育(education:エデュケーション) しっかり学べ、良い教育を受け続けろ!
CT・・・創造力(creative thinking:クリエイティブシンキング) 独創的なアイデアを出し続けろ!
SA・・・営業力(sales ability:セールスアビリティ) 売れ!売れ!そして、売れ!
DD・・・突進力・実行力・執行力(direct drive:ダイレクトドライブ) 前進!前進!突っ込め!
2・・・チャンスの二乗 シナジー効果(相乗効果)を働かせろ!

そして、そのメモ用紙の最後には、一言・・・。
ハジライヲ、ステルコト」の一語。
このカタカナは昭和初期を感じさせますし、また、上野陽一が推進していたカタカナ運動から来ているように思います。
カタカナ運動というのは、漢字習得で多大な時間がかかり、欧米のアルファベット26文字で表現できる欧米に追い付くためにカタカナ50文字で代用しようという昭和初期の試み。
確かに、漢字、ひらがな、カタカナ、数字などをマスターしなければならない日本語の習得には多大な時間と努力が必要となります。

経験をしっかり積み、教育をきちんと受け、創造性を身につける・・・そして、その積み重ねをしっかりと世間様に伝えていく・・・そして最も大切なのがダイレクトドライブ・・・突進力・実行力、執行力・・・そして、その二乗によって「成功」が獲得されるという方程式です。
この二乗というのが、数学ぽくって、とても素敵です。


実行力、執行力が、成功の最終的に最も大切なことであり、恥じらいを捨てて実行しろ!という教えです。

この成功の方程式は、まさに秘伝。
皆さまにお伝え出来て、本当に光栄です。


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