グロービスの嶋田さんの密かなファンです。
出版された本は、全部持っています。
出版された本は、全部持っています。
今月も、また、ビジネスの基本を解説された新刊を出されています。
理科系の切り口でマネジメントをやさしく語る嶋田さんは、国内でもレアな存在です。
MBA 100の基本
グロービス著 嶋田毅執筆 東洋経済新報社刊 1500円+税

今回の新刊は、経営大学院MBAで、よく使われる用語や基本法則100を解説した一冊です。
11のセッションと100のフレーズで構成されています。
1.論理思考・・・説得力を高める
2.問題解決・・・望ましい状況を手に入れる
3.経営戦略・・・よき戦略なくして長期的な繁栄はない
4.マーケティング・・・効果的にキャッシュを得る
5.リーダーシップ・・・人が動いてくれなければ、どんな仕事も実現できない
6.組織・・・いい組織が競争力を向上させる
7.定量分析・・・数字を使って意思決定をし人を動かす
8.アカウンティング・・・会社の数字を正しく読み取る
9.ファイナンス・・・企業価値の最大化を図る
10.新事業創造・・・企業存続の道であり、経済成長の源
11.交渉・説得・会議・・・コミュニケーションによって生まれる価値
同書で解説された100の知恵。
先人が、日々の仕事や研究の中で抽出した貴重な経験則です。
先人が、日々の仕事や研究の中で抽出した貴重な経験則です。
25歳~30歳ぐらいの中堅ビジネスパースンがインプットしておけば、仕事に活かせると思います。
ただし、本当に体感、習得、理由の理解ができるのは、それから10年以上の月日がかかりますが・・・笑。
同書の中からの金言をピッアップしてみました。
日々の仕事の中で、活かせそうな気がします。
論点は何?
根拠は3つ
人は見たいものだけを見る
論点のすり替えを疑え
問題が設定できたら、解決は容易
分けることはわかること
大事なのは、何をするかではなく、何をしないかである
競争するのは最悪の戦略
成長分野は混雑分野
すぐれた経営が、大企業を衰退せる要因である

相手と同じことをしようとした瞬間に負け
傑作はシンプルなものである
人の行動は、ほとんどが習慣
法人顧客の最大の関心事は社内からの評価である
ビジネス数字は人間学
きれいすぎるデータには、裏がある
会計が分からない=経営が分からないということだ
スカイツリーの頂上から飛び降りた時のリスクはゼロ
早く、低コストで失敗しろ
モノではなく、コト作り
「みんなの意見」は案外正しい
MBA、特に和製のMBAが機能しなくなっている昨今ですが、ビジネスの基本には普遍性があります。
若きビジネスパースンに読んでいただきたい一冊です。
若きビジネスパースンに読んでいただきたい一冊です。