仕事で広島市の平和大通りを歩いていると、美しく輝くモニュメント。
ANAホテルの道路をはさんだ反対側にあります。
平和大通りで一番目立つ場所です。


女優・月丘夢路さんの生誕100年記念碑です。
宝塚歌劇団出身。
超・美人さんです。
広島市出身で、こんな凄い人がいたとは・・・ビックリです。

月丘夢路さんは広島県広島市生まれ。
大手町で薬局を営む両親のもと、二男三女の長女として育ちました。
袋町尋常小学校、県立広島高等女学校(現・広島皆実高等学校)を経て、宝塚少女歌劇団(現・宝塚歌劇団)へ入団しました。

名前はどこかで聞いたことがあったのですが、銘板を読むと当時の大女優と知って本当に驚きました。
月丘夢路(つきおか・ゆめじ)
1921年広島市大手町生まれ。
1937年、宝塚音楽学校へ入学、翌々年には初舞台を踏み、その類まれなる美貌で瞬く間にスターの座にのぼりました。
越路吹雪、乙羽信子、淡島千景など、のちに芸能界の第一線で活躍する同級生たちのひしめく中で頭角を現わしたそうです。
1940年に「瞼の戦場」でスクリーン・デビュー。
映画「新雪」「晩春(小津安二郎監督)」などが主演代表作。
1943年に宝塚歌劇団を退団したあとは映画を中心に活躍。
24歳の時、広島市に原子爆弾が投下され広島の街が廃墟となったことを知ります。
1957年、映画監督の井上梅次と結婚。
郷里に投下された原子爆弾の惨禍を描く「ひろしま(1953年・関川秀雄監督)」に無報酬で出演するなど、幅広い作品で存在感を発揮します。
2017年に逝去するまで映画、テレビ、舞台で精力的な活躍を続けました。


「月」と「夢」をイメージさせる素敵なモニュメントです。

月丘夢路さんの主演映画をフィルムライブラリー等で観れる機会があればなあと思います。
平和大通りの一番良い場所にある月丘夢路さんのモニュメント・・・いつまでも輝き続ければいいですね。
