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能率技師のメモ帳 経済産業大臣登録中小企業診断士・特定社会保険労務士の備忘録

マネジメント理論、経営理論を世のため人のために役立てるために

ランスの法則・・・寝た子を起こすな!変えていいこと悪いこと、見極めていかなければなりませんね

2025年01月08日 | マネジメント

パソコンのアプリやバージョンをアップして逆に使いにくくなることが多々あります。

ボタンの位置が変わったり、重くなったり、操作が複雑になったり・・・。

このため、もとのバージョンに戻すこともあります。

ランスの法則

ランスさんは、先日100歳で亡くなられた米国ジミー・カーター大統領の行政管理予算局の要職を務めた方。

政府が問題のない分野に投資していることを揶揄したところから、「ランスの法則」と呼ばれているようです。

「壊れていないなら直すな」

「物事がうまくいっているなら、へたに触るな」

我が国のものづくり精神では、常に改善、常に進化というスピリットがあるため、前へ前へという刷り込みがあります。

工業製品は、年々機能が増え、年配の人にとって使いづらいものになったり、価格が上がったりして不評なことも多々あります。

米国でコカコーラ社が味変したところコークファンから大ブーイングが起きたため、元の味に戻したという事件がありました。

アパレルのGAPが2010年にロゴを変えたところ、GAPファンからバッシングを受けたため、たった1週間で元に戻したという事件もありました。

GAP社は100億円以上の損失を出し、担当役員のクビが飛びました。

不易流行・・・。

変えていいこと悪いこと・・・見極めていかなければなりませんね。


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日本経済新聞2025年1月1日号「逆転の世界 備えよ!日本」世界的にポピュリズムが強まり、世界貿易ルールが瓦解

2025年01月01日 | マネジメント

新年、あけましておめでとうございます。

今年は、ヘビ年・・・脱皮を続ける蛇は「再生」や「復活」といった意味があるそうです。

日本経済新聞2025年1月1日号の一面トップは「逆転の世界 備えよ!日本」。

少し悲観的な内容です。

トランプ大統領の復活、欧州や日本における少数与党化、ウクライナやガザの終わらぬ戦争・・・実にペシミスティックな状況です。

さらに、同紙は、世界的にポピュリズムが強まり、世界貿易ルールが瓦解すると指摘します。

 

戦争は各地に飛び火し、ポピュリズムが台頭、自由貿易は形骸化する。

世界を豊かにしてきたはずのグローバリゼーションが逆回転している。

さらに、

「トランプ2.0」の幕が明ける2025年。

予測不能の時代が始まる。

瞬時の判断力と修正力が求められる。

まずは、常識を捨て去り、逆転の世界を直視することから始めなくてはならない。

 

世界も日本も、会社組織も個人も大変な1年になりそうです。

社説では、次のように新年の期待を発出しています。

「変革に挑み、次世代に希望をつなごう」

本当にそのとおりだと思います。

がんばろう!ニッポン


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昭和100年の教訓 栄光と停滞、30人の証言・・・日経ビジネスの特集記事 「豊か」で「強い」日本を創る!

2024年12月31日 | マネジメント

来年2025年は、「昭和100年」「戦後80年」に当たるそうです。

日経ビジネス誌2024/12/30、2025/1/6合併号の特集記事は、「昭和100年の教訓 栄光と停滞、30人の証言」。

昭和の100年間の日本経済の節目に立ち会った経済人、学者、官僚など30人が「昭和」を語ります。

大きく、「戦前・戦後復興期・高度成長期」「バブルの生成と崩壊」「失われた30年」の3つのパートで構成されています。

 

年功序列の原点は、戦前の国策だったことや、オイルショックのトイレットペーパー不足の原因など初めて知った昭和の事実がありました。

1985年のプラザ合意まで世界経済を牽引した日本・・・当時は、株式時価総額の世界トップ10に7社の日本企業が入っていました。

今では、トヨタでさえ、50位。

慢心や油断があったのでしょうが、アングロサクソンの罠にかかったということもあるのだと思います。

同特集の提言では、「日本は自由貿易を守る防波堤になれ」と指摘しています。

さらに、「アニマルスピリッツを再び」と呼びかけます。

かつてアダム・スミスの言った野生の魂、ハングリー精神は、日本の高度成長の土台になりました。

これを、国や政府の主導ではなく、企業の力で築き上げることが重要と指摘します。

「豊か」で「強い」日本を創っていく・・・ニッポン復活に向けて「民」の力を開花させていかなければなりません。

今こそ、シュンペーターのイノベーション理論を日本で開花させる時節になりました。

がんばろう!ニッポン


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折れにくい心を自分で作る・・・「認知・固定観念の変換」を重視するABC理論

2024年12月30日 | マネジメント

世の中には、ポジティブな人やネガティブな人、楽観的な人や悲観的な人など様々な人がいます。

ただ、悩んだり、ストレスをためたりしたくないのは人の常です。

複雑になった現代では、レジリエンスやストレスマネジメント、セルフマネジメントが求められています。

 

米国の心理学者アルバート・エリスさんが提唱したABC理論。

論理療法、認知行動療法と呼ばれています。

「(A)出来事」

「(B)認知・固定観念」・・・出来事をどう感じたか?

「(C)結果」・・・ストレスの大きさ

の3段階で考えていきます。

たとえば、受験に失敗したという「(A)出来事」の場合、「もうどこの大学も受からないかもしれない」「自分には学力がない」などと認知すると、すごいストレスをためることになります。

でも、「(B)認知・固定観念」で「(A)出来事」を出来るだけ冷静に客観的に見ることが出来れば、ストレスはかなり軽減できるとのこと。

「併願している大学で頑張ろう!」

「基礎は出来ているので来年もう一回チャレンジしてみよう!」

「この不合格をバネにして、〇〇をしよう!」・・・

 ストレスを軽減するためには(B)の「認知・固定観念」を変えることが最も重要だと指摘します。

折れにくい心は自分で作れます。

心配ない、心配ない!大丈夫!大丈夫!


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試合、勝負事、恋愛まで物事は終わるまで結果は分からない「ベラの法則」決してあきらめないで最後まで頑張る!

2024年12月29日 | マネジメント

メジャーリーグの監督ヨギ・ベラさん。

ニューヨークメッツの監督として在任中の1973年のシーズン半ば首位から9ゲーム離されていました。

この時、マスコミのインタビューで答えたのが次のフレーズです。

「ゲーム終了まで結果は分からない!」

そして、最後の最後、最終戦に勝利し、リーグ優勝・・・世間を驚かせました。

転じて、試合、勝負事、恋愛まで物事は終わるまで結果は分からないというベラの法則になりました。

スラムダンクでも、同じようなフレーズがありましたよね。

日本のプロ野球でも「勝負は下駄を履くまで分からない」、「勝って兜の尾を締めよ」、「野球は2アウトから」というフレーズがあります。

野村監督が遺した「勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし」という名言もありました。

最後の最後まで決してあきらめないことが大切なんですね。

今年も、あと3日間。

自分との戦い・・・最後まで駆け抜けます!


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トーストはバターを塗った側が必ず下に落ちるという「ソッドの法則」・・・人生、踏んだり蹴ったりの法則

2024年12月28日 | マネジメント

ものごとは、予測、期待に反して悪い方に悪い方に展開することがあります。

トースト&バターの法則は有名ですよね。

「トーストはバターを塗った側が必ず下に落ちる」

ソッドの法則というそうです。

「ソッド」は英国の俗語で、「野郎」とか「ヤツ(奴)」という意味だそうです。

人が運命に振り回される悲哀をうまく表現していると思います。

この法則には、発展パターンがあります。

「バターを塗った側がカーペットに落ちる可能性は、カーペットの値段に比例する」

「カーペットが高価であればあるほど確率が高くなる」

「サンドイッチなら開いて、落ちる」・・・といった内容です。

 

日本語で言えば、泣きっ面に蜂ですね。

「起こる」ことを期待すればアテがはずれ、「起こらないでほしい」ことは実現する・・・人生、難しいですね(笑)。


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割れた窓を放置すれば、治安はドンドン悪くなる「割れ窓理論」早めの対策がモノゴトを良くしていきます

2024年12月27日 | マネジメント

米国の犯罪学者ジョージ・ケリングさんとジェイムズ・ウィルソンさんが提唱した「割れ窓理論」。

軽微な犯罪を徹底して取り締まることで凶悪犯罪を含めた犯罪を抑制できるという理論です。

割れた窓を放置しておくと、「誰も注意を払っていない」という空気がまん延しモラルが下がる。

落書きやポイ捨て、さらにガラス割り、ボヤ騒ぎ・・・治安が急速に悪化していきます。

1980年代、犯罪多発都市だったニューヨーク市。

1984年に治安回復を公約したジュリアーニ氏が当選。

警察官を5000人増やし、落書きから駐車違反まで徹底的に取り締まりました。

結果、殺人事件は67%減少、強盗は54%減少したそうです。

この理論は、日常の生活の中でも応用できそうです。

家の中や組織の中で、ちょっとした不具合を早めに解決する、先延ばしにしていた課題に手を付ける・・・早い対応で将来の大問題を回避できるような気がします。

年末の大掃除、整理整頓をしようと思います。


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アメリカ人に最もポピュラーな成功・失敗の法則「マーフィーの法則」・・・人間は、基本、失敗するように出来ている!

2024年12月26日 | マネジメント

英語の本や会話の中で、よく出てくる「マーフィーの法則」。

アメリカ人にポピュラーな成功・失敗の法則です。

アメリカ空軍のエドワード・マーフィー大尉の名前が残っています。

航空エンジニアだった彼は、同僚のそそっかしいミスのために故障やトラブルに襲われることになります。

それをまとめたのが、マーフィーズ・ロー。

理科系らしいシンプルな6つの経験則で構成されています。

 

マーフィーの第1法則 間違いが起こる要因が内在していれば必ず表面化する

マーフィーの第2法則 人間は何度も失敗するものだ

マーフィーの第3法則 失敗には必ず原因がある

マーフィーの第4法則 白象になるな(白象・・・その効用のわりに途方もない支出を伴う無用の長物)

マーフィーの第5法則 自然は隠れた欠陥に絶えず加担する

マーフィーの第6法則 人は解決すべき問題に事欠かない

完全無欠な人間はいないという、マーフィーの法則。

人生、それ自体が面白いのですが・・・。

人は、一寸先は闇の時代を生きているんですね(ため息です・笑)。


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やって後悔するよりも、やらずに後悔することの方が残念度が高いという心理学の法則・・・行動・非行動の法則

2024年12月24日 | マネジメント

あのときこうしておけば・・・。

あの時、買っておけば・・・。

後悔先に立たず・・・。

 

やって後悔するよりも、やらずに後悔することの方が残念度が高いという心理学の法則があるそうです。

失敗して後悔する方が残念度が低いという研究結果。

なんとなく分かるような気がします。

仕事や恋愛から買い物やサービスまで、迷ったら「やる」方が良いようです。

行動・非行動の法則と言われています。

ベストセラーになったビル・パーキンスさんの「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」。

彼は人生におけるお金の問題について鋭い指摘をしています。

人生で最も大切なものは、その人の経験。

貯め込むばかりでなく、若いうちに、たくさんの経験を買えといいます。

たくさんのお金を持って墓に入るよりは、経験をたくさん買え!といいます。

お金を経験に変える・・・モノではなく「経験」を買う。

そうすると幸福度が上がると喝破します。

80歳で世界一周ツアーに行ってもいいですが、それよりも20歳や30歳で世界を周遊するという経験を持つ方が、どれだけその後の人生を豊かなものにするでしょうか。

やりたいこと、好きなこと・・・楽しみながらリストアップです。

死ぬ間際に一番カネを持っているという日本人・・・迷ったらヤルという行動を身に着けたいと思います。


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フェデラーの法則・・・無理に頑張らず長期にわたってコツコツ努力していくことが成果につながる!

2024年12月23日 | マネジメント

ロジャー・フェデラー選手・・・テニス界で最も完成度が高いと言われたプレイスタイルを持つテニスプレイヤーです。

彼の持っていたテーマは「どうしたら選手生活を長く続けられるか?」ということでした。

このため、身体に負荷をかけないため、年間の試合数を絞りこんだり、コーチの選定を重要視していました。

過去の名選手を分析し、無理をしてお金や成功をつかんでも決して長くは続かないことを常に彼は意識していたのです。

無理に頑張らず長期にわたってコツコツ努力していくことが成果につながる・・・フェデラーの法則と呼ばれています。

世界のスポーツ界で過去最高の1015億円という契約をつかんだ大谷翔平選手も来年、二刀流を封印し打者に専念しました。

ドジャースでの、あと10年という選手生活を考えてのことなんでしょう。

きっと大谷選手もフェデラーの法則を知っているのだと思います。

小職のような凡人は、過労死するくらい働いて一時的に稼いでも、決して長く続かないと考えています。

無理せず、適度に休みながら、職業生活を長く続けていくことが、結局お得なのだと思います。

先輩方を観ていても、短く太くより、長くコツコツ続けること・・・生涯現役を続けるコツだと思います。

細~く、長~く、頑張って行きましょう!


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